1:名無しNIPPER[saga]
2016/06/12(日) 09:27:32.76 ID:B8QMf6Gi0
グロ、ヘイト等のいやあな要素やキャラ崩壊がありますおそらく
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2:名無しNIPPER[saga]
2016/06/12(日) 09:28:17.48 ID:B8QMf6Gi0
空き缶を踏んで、見事に転んだ。それからはあっという間だった。襟首を引っ掴まれて、コンクリートの壁に叩きつけられたのだ。上条は喘ぎながらずるずると地面に落ちた。さっと三人のスキルアウトに取り囲まれる。どれもこれも、凶悪な面構えの男達だった。
3:名無しNIPPER[saga]
2016/06/12(日) 09:28:59.44 ID:B8QMf6Gi0
「おいコイツ、たった三千円ぽっちしか持ってねーぞ」
いつの間にか財布を掠め取っていた不良の一人がイライラした声で言った。
「マジかよくっそ、見た目通りのシケた野郎だなァ」
4:名無しNIPPER[saga]
2016/06/12(日) 09:29:36.13 ID:B8QMf6Gi0
上条は前髪を掴み上げられ、強引に立たされた。つよく目を瞑ってきたる衝撃に備えようとした。すかさず不良の一人が棒状の鈍器で腹を殴りつけてくる。想像の数十倍は痛かった。
「ぐあばッ!」
胃を分断されたような激痛がこみ上げてきて、上条は空気と一緒に体液のようなものを吐いた。頭の奥が急に熱くなって、逆に冷たい汗がじわりと前身に浮かんできた。前のめりに倒れかけたところに、次の膝蹴りが飛んで来る。鼻のすぐ横のあたりを打ちぬかれた上条は、歯がすべて砕けるのではないかと思った。
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