過去ログ - 【FGO】鬼哭酔夢魔京 羅生門 勝手に書いてみる
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/13(月) 00:34:17.70 ID:UbAjQra9o
「桜の花が、とても綺麗です」
「桜の花か、それはいいね。僕も見たことがある。もっともお花見は出来なかったけど」
青い空、茂る緑、舞う薄紅
それは極めて日本的で、そしてそれが故に幻想的だった
「それと、カルデアスから発生していた甘い匂いが……」
以下略



8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/13(月) 00:34:50.18 ID:UbAjQra9o
「了解です。それにしても――やっぱり綺麗なものですね」
マシュは桜の花に見とれながらそう言う
「そう言うマシュも綺麗だよ」
「い、いえ。わたしはこの通り、紫色と黒色が基本なので、桜色には敵いませんが……」
そう言ったマシュの頬は、ほんのりと紅潮していた
以下略



9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/13(月) 00:35:19.66 ID:UbAjQra9o
「ところでマスター……先程から気になっているのですが……」
言いたいことはわかる。私も気づいていた
マシュの視線の先には、桜の花の山があった
桜の山ではない
桜の花びらが全体を覆った物体Xがそこにはあった
以下略



10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/13(月) 00:36:52.79 ID:UbAjQra9o
イベント終わってから書き始めたので今回はここまで
あんまり日数かけずに書ききりたい



11:名無しNIPPER[sage]
2016/06/13(月) 00:40:07.69 ID:ej7/GOFz0
おつ


12:名無しNIPPER[sage]
2016/06/13(月) 02:54:06.84 ID:aGryJRvy0

期待


13:名無しNIPPER[sage]
2016/06/13(月) 06:48:27.59 ID:0caxDTvDo
おつおつ


14:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/15(水) 01:23:57.09 ID:9RiF+WKMo
「えーと、ここをこうして……って、うん?サーヴァント反応!?しかもすぐ近く!?」
「はい、ドクター。目の前にはミスター・ゴールデン。坂田金時さんがいらっしゃいます」
「ああ、そうか。ならこのマッスルな魔力反応も納得……って、いやいや!何でそこに金時くんが!?」
「あー、あったま痛ぇ……。調子に乗って熊どもと騒ぎ過ぎちまったぜ……」
「ゴールデンモーニング、ミスター」
以下略



15:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/15(水) 01:24:36.37 ID:9RiF+WKMo
「あの金時さん、ご歓談中申し訳ないのですが、どうしてここにいるのか教えていただけないでしょうか?」
「ああ、悪いな。オレがここにいるのはだな――」

その後マシュのデンジャラスビーストなボディに金時が動揺したり、いきなり本当にデンジャラスなビーストに襲われたりしながら私たちは、先導する金時に話を聞きながらついていった
曰く、金時もいつの間にかこの場所にレイシフトしていたようだ
以下略



16:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/15(水) 01:25:03.45 ID:9RiF+WKMo
なるほどここは平安の京であるらしい
確かにこの風景にはその事実を納得させるものがある
であれば残る謎は一つ
「ところで金時さんは、このお酒の匂いについて何か知っていることはありますか?」
「ん?ああ、この甘い匂いか。これについては知らねえな。少なくともオレの時代にあったものじゃあねえな」
以下略



17:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/15(水) 01:25:36.02 ID:9RiF+WKMo
「ならお酒の話はここまでにしておこう。実は調査で分かったのは現在地だけじゃなくてね。いやむしろこれの方が本題かな。異常の中心地も明らかになったんだよ」
「中心地が。それは一体……?」
「まあでもあえて言うほどのものでないのかもしれないけどね。なんて言ったって君達は、その中心地にブレることなく向かっているんだからね」
「向かっている、ではつまり……」
「そう。異常の中心地は君たちの向かっている京の都。その中にあるんだよ」


18:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/15(水) 01:26:37.86 ID:9RiF+WKMo
京の周辺部
ドクターの言葉を受けて先を進んだ私たちは、人が住んでいる辺りに来た時全員がその変化に気付いた
「桃色の……霧……?」
自然にはあり得ない桃色の霧が、私たちの視界を妨げるように至る所に漂っていた
「けっ、酒気が目に見えるレベルまで濃くなってやがる。中心が都の中ってのも間違いはなさそうだな」
以下略



19:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/15(水) 01:27:11.00 ID:9RiF+WKMo
見事な桜の木がある、花見に最適な場所
そこには多くの人がいた
原始的な祭囃子が鳴り響き、皆顔を赤くしながら騒いでいる
男が酒を片手に陽気に踊っている
女が服をはだけさせながら寝ている男にしだれかかる
以下略



20:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/15(水) 01:27:37.38 ID:9RiF+WKMo
「うぅっ……」
マシュはそれを見て口元を抑えずにはいられなかった
しかしそれも当然の反応だ
私自身、マスターとしての今までの経験から、何とか表面的に冷静さを保っていられるだけだった

以下略



21:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/15(水) 01:28:10.00 ID:9RiF+WKMo
「おう、見れや。誰か来たぞ!」
「ひゃはははは、愉快だ!そりゃ愉快だ!」
「本当だ。誰だ、誰だ、誰なんだ?」
「知るかよ、そんなのよう」
「あらあらあららら、いい男もいるじゃない」
以下略



22:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/15(水) 01:28:42.24 ID:9RiF+WKMo
「まったく、酒ってやつは本当に嫌なモン見せてくれるぜ」
そう言うと金時はその集団目掛けて跳躍する
その手にはいつの間にか、彼の宝具たる『黄金喰い(ゴールデン・イーター)』が握られていた
金時はその得物を、着地と同時に振り下ろす
「酔っぱらいは酔っぱらいらしく、そこらで寝てやがれっ!!」
以下略



23:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/15(水) 01:29:17.80 ID:9RiF+WKMo
「行くぞ」
言葉少なく、彼は言った
格好に似合わぬほどに優しく情に厚い性格の彼が、憤怒の表情を浮かべていた
「うん、行こう」
私もマシュの手を引き、並んで歩き出す
以下略



24:名無しNIPPER[sage saga]
2016/06/15(水) 01:31:23.07 ID:9RiF+WKMo
今回はここまで
説明台詞ある部分は中々書きにくい
羅生門あたりからもうちょっとオリジナルにやりやすくなるかな
それではまた


25:名無しNIPPER[sage]
2016/06/15(水) 12:55:19.04 ID:DfFWSw0gO
書くなら地の文と台詞の間に改行入れてくれると読みやすい


26:名無しNIPPER[sage]
2016/06/29(水) 22:50:04.75 ID:Tn8qzDJGo
すいません
忙しくなってきたのでHTML依頼出してエタります
時間ができたら書ききりたいなぁ


27:名無しNIPPER[sage]
2016/06/29(水) 23:04:16.62 ID:w7pgFxv5o
むー残念
おつおつ


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