過去ログ - モバP「海月でも見に行こう」
1- 20
11:名無しNIPPER[saga]
2016/06/13(月) 21:44:28.72 ID:2TuFKaNt0

堤防沿いにバイクを走らせるとこじんまりとした定食屋があった。
そこで遅めの昼食を取ることにする。

あたしはせっかくだしお刺身を食べることにした。
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/06/13(月) 21:45:26.77 ID:2TuFKaNt0

美味そうだな。

私の刺身盛りを見て彼が呟く。

以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/06/13(月) 21:46:45.52 ID:2TuFKaNt0

食後のお茶を啜りながら、あたしは独りごちる。

海際で食べるトンカツもなかなか乙なものね

以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/06/13(月) 21:47:35.38 ID:2TuFKaNt0

あらあら、仲睦まじいのねぇ

人の良さそうなお婆さんがニコニコしながらお茶のお代わりを持ってきた。

以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/06/13(月) 21:48:30.38 ID:2TuFKaNt0

のほほんとしてたらお婆さんは言葉を続けた。

あたしも若い頃は色々やんちゃしてたからねぇ…

以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/06/13(月) 21:49:16.03 ID:2TuFKaNt0

お会計をして外に出る。
お見送りの時に頑張ってね、なんて言われた。
いったい何を頑張ればいいんだか。

以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/06/13(月) 21:49:48.24 ID:2TuFKaNt0

この歳になって真面目に砂の城を作るとは思ってなかったけど、意外と楽しい。
まあ城とは言ってもただの山だけど。
彼は芸術性がうんたらとか言って城の外型から考えてたけど設計図段階で頓挫してた。
やる気のない小学生の自由研究より酷い。
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/06/13(月) 21:53:35.15 ID:2TuFKaNt0

海といえば、と思い出す。
そういえば前に海の家の仕事をやったっけ。
皆スタイル良くてちょっと泣けたのもいい思い出だ。
いい思い出、なのだ。
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/06/13(月) 21:54:12.69 ID:2TuFKaNt0

悶々としながら砂を盛っていると、いつの間にか空は茜色に染まっていた。

夕暮れの海辺。
ロケーションだけならなかなかロマンチックだけど作り上げた砂山のオプジェらしきものが色々と台無しである。
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/06/13(月) 21:55:31.32 ID:2TuFKaNt0

並んで座って海を眺める。
ぼーっとしてる間に太陽がだいぶ低いとこにあった。
そろそろ水平線に触れそう。

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/06/13(月) 21:56:52.98 ID:2TuFKaNt0

突然、彼がこっちを向いた。
心なしか高揚してる気がする。


以下略



26Res/10.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice