過去ログ - 京太郎「俺にイカサマを教えてください!」 哲也「断る」
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129: ◆yNqBRwiEr2[saga]
2016/06/29(水) 01:51:46.05 ID:PO+0Kq260
「何とも申し訳ないのぉ。これじゃただ雑用してもろうただけじゃ」

店内を見渡したまこは、最後にメイド服に身を包んだ後輩二人へと視線を移し、頭を掻いた。
先程からもう何度同じ行動をとっているか分からない。

以下略



130: ◆yNqBRwiEr2[saga]
2016/06/29(水) 01:54:37.72 ID:PO+0Kq260
“それ”に最初に気付いたのは、咲だった。



「ぅ……あっ……!?」
以下略



131: ◆yNqBRwiEr2[saga]
2016/06/29(水) 01:57:24.35 ID:PO+0Kq260
明るい店内、普段から比較的素人の客の多いこの店において、その男は明らかに異質であった。

(なるほどのう……こいつが咲の異変の原因か)

苦しそうに肩で息をする咲の背をさすりながら、まこもまた店内へ入って来た二人組へと視線を向ける。
以下略



132: ◆yNqBRwiEr2[saga]
2016/06/29(水) 02:00:15.76 ID:PO+0Kq260
「ま、待ってください!」

和は咲を庇うように二人の間へと割って入った。
男を睨み付けるその瞳には、僅かな恐怖と共に、強い怒りが浮かんでいる。

以下略



133: ◆yNqBRwiEr2[saga]
2016/06/29(水) 02:03:07.93 ID:PO+0Kq260
「申し訳ないんじゃが、この子は体調がよぉないみたいでのぉ。代わりに私が――――」

出来る事ならば自分が代わってやりたい。
しかし、その申し出が断られるであろう事はまこも分かっていた。

以下略



134: ◆yNqBRwiEr2[saga]
2016/06/29(水) 02:06:50.96 ID:PO+0Kq260
「……体調はいいのかい?」

「はい。卓に着けば、大丈夫だと思います」

突然の発言に、皆が心配そうな、あるいは怪訝そうな表情で咲を見つめる。
以下略



135: ◆yNqBRwiEr2[saga]
2016/06/29(水) 02:10:00.41 ID:PO+0Kq260
「おいおい、そっちこそ眼鏡の嬢ちゃんをカベ役にするつもりじゃねーだろうな」

「んにゃ、心配せんでもこいつらはサイン出したところでよー分からんわ。これで麻雀以外は不器用じゃからの」

ここぞとばかりに口を出すダンチに、まこは場を取りなすように笑って見せる。
以下略



136: ◆yNqBRwiEr2[saga]
2016/06/29(水) 02:13:07.36 ID:PO+0Kq260
予想外の展開に、京太郎は言葉を失った。

ただの数合わせでしかないと分かっていても、麻雀で頼られるというのは、正直嬉しい。
しかし、今回は状況が状況だ。

以下略



137: ◆yNqBRwiEr2[saga]
2016/06/29(水) 02:16:04.36 ID:PO+0Kq260
「宮永さん、本当に大丈夫ですか? 体調が悪いなら無理しなくても……」

「ううん、もう平気だよ。ごめんね、心配かけて」

「いえ、謝るのはこちらです。私の我儘に付き合わせてしまって……」
以下略



138: ◆yNqBRwiEr2[saga]
2016/06/29(水) 02:16:37.31 ID:PO+0Kq260
とりあえずここまで。

話がまるで進まないぜ。遅筆でごめんよ。


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