過去ログ - 京太郎「俺にイカサマを教えてください!」 哲也「断る」
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131: ◆yNqBRwiEr2[saga]
2016/06/29(水) 01:57:24.35 ID:PO+0Kq260
明るい店内、普段から比較的素人の客の多いこの店において、その男は明らかに異質であった。

(なるほどのう……こいつが咲の異変の原因か)

苦しそうに肩で息をする咲の背をさすりながら、まこもまた店内へ入って来た二人組へと視線を向ける。

纏う空気が明らかに普段この店で卓を囲んでいる客のそれとは違う。
その男が入って来ただけで、室内の温度が下がったようにさえ感じる。

(わしは咲のような力はないが……それでもこりゃー嫌でも分かるわ。面倒な事にならにゃーええが……)

まこの願いも虚しく、男は店内の様子などには目もくれず、真っ直ぐ彼女達に向け歩を進める。

「ひぅっ……!?」

刃物を喉元に突き付けられたような不快な感覚に、咲は思わず顔をあげた。

目尻に涙を浮かべる咲の瞳と、男の鋭い視線とが交差する。



「面子が足りねえんだ。空いてるなら打たせてもらうぜ」


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