過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―4―
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966: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/12/24(土) 12:45:13.62 ID:S6YpyFGu0
 こんなの反則だ。
 あたし、すごくかっこ悪いじゃないの。
 思ったことを頭にのせても、ピエリに本当の意味で慰められてしまったことは違いなくて、その無垢な笑顔をもう一度見るために何度も目を拭った。

「ルーナ、目が真っ赤かなの」
「だ、誰のせいだと思ってんのよ」
「泣いたルーナの所為なの。ピエリの所為じゃないの。ピエリの所為だっていうなら、ピエリを捕まえてみせるの」

 そう言ってピエリは抱き着いていた腕を離れて走り始める。
 ルーナはそれを追いかけ始めた。
 雪の積もった街路に響き渡る二人の足音。誰もいないように感じてしまう静かな世界の中で、確かにルーナの視線にピエリの姿はあった。
 その視線を隠すように雪がチラつき始める。白い白い雪、淡い雪も強さを増せば、先を見ることが出来なくなる。いずれ来る未来を暗示するようにも思えるそれ、でもルーナにはもう関係なかった。怖がる必要はもうないのだ。

(なら、別にフライングしてもいいわよね……)

 そう考えると、ルーナは手に持っていた箱の鍵を開ける。中に入っていたのはあとわずかで完成という形のマフラー、それを構うことなく手に取ってピエリとの距離を詰める。


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