過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―4―
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970: ◆P2J2qxwRPm2A[saga sage]
2016/12/24(土) 22:21:42.29 ID:S6YpyFGu0
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 久々に早く起きました。
 時折の休みに主人が帰ってくるこの場所に未だに住んでいる私が、こんなに朝早く起きるのは久しぶりの事で、こうして目を覚ませられるものなんだなと思った。
 寝返りで乱れた髪を櫛で梳かし着馴れた服ではなく、今日のために準備してもらったディアンドルに袖を通す。
 いつもと服が違っているのは特別なお仕事をすることになっているからで、この仕事を引き受けることになったのは私自身に原因があったります。

「うん、これで良さそうですね」

 衣装鏡に映ったいつもと違う服装を確認して、一度くるりとその場で一回転。ふわりとスカートが浮く、真上から見れば綺麗な円を描いているのかなって思いながら、最後に髪の準備に取り掛かる。
 主であるカムイ様に貰ったカチーフではなく、ある子に前貰ったリボンで髪を纏め、扉を開いて廊下に出て窓から外を見る。
 今日の空はとても澄んでいて、そんならを見上げながら私は今日一日の役目を考える。

(はぁ……、確かに誕生日を知らなくてプレゼントを用意していなかった私が悪いとは思いますけど……)

 城塞を出て厩舎小屋に向かい、前に比べて少なくなった馬の一頭借りて寒い世界に飛び出す。寒いけど、あの子は遅れると直ぐに癇癪を起こす。それで時間が遅れたりすると私の所為にされるので、それは出来れば回避したかった。

「ふふっ」

 でも、癇癪を起している姿を思い浮かべて笑ってしまうのは、なんだかんだで私が楽しみにしていることの証明で、気づけば手綱を力強く持って速度を上げていた。


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