過去ログ - オオカミ耳少年と、耳なし少女のジュブナイル
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◆9l/Fpc6Qck
[saga]
2016/06/17(金) 07:44:56.83 ID:dNTjkb430
喉の内側で伝い焼けるような感覚が、僕に目覚めを促した。
飢えていた胃を、何かが満たしてくれたのだろうか。
そうでなくては、僕がこうやって目を覚ましたことに対する説明がつかない。
口の中は今でも痛む。
そうか、僕はまだ生きているんだ。
それを理解した途端、かろうじて動かすことのできる目で、僕は周囲を見回した。
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