過去ログ - 【モバマスSS】欲しがりありすのおねだり奮闘記A−SIDE
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15: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/28(火) 07:25:52.62 ID:A/K5eAki0
年少組のアイドル達が喜びの声を挙げて、加奈子の周りに群がりはじめる。

小梅ちゃんも例外ではなく、髪に隠れてない方の片目をキラキラと輝かせながら、
ケーキに視線が釘付けになっている。

「はいはーい!!一杯あるから大丈夫だよーっ!さぁ、並んで並んで♪」

まるで魔法のようにホールケーキを次々と取り出し、机に並べていくかな子ちゃん。

並んだ子供たちとアイドル達に、順番に希望のケーキを取り分けて行く。

すると、小梅ちゃんは名残惜しそうに私に、

「…何かあったら、私に相談…して…?? 詳しく『観て』みるから……」

と、言い残し、列に並ぶために嬉しそうにフラフラと去って行った。


後に残ったのは、ぽつんと取り残された私。



私は、正直助かった思いで、ふうっ、と溜息を一つ付くと、気を取り直す様に顔を上げた。

見えない事を気にしていても始まらないし、対策の仕様がない。

気にしない事にしよう。


そう思うと私は、同じように取り残されたプロデューサーさんと目が合い、
苦笑しながら頷きあうと、ケーキを配る列の後に並ぶ事にした。



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