過去ログ - めぐみん「行ってらっしゃい、ゆんゆん」ゆんゆん「またね、めぐみん」
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25: ◆xW69XHZIXl2A[saga]
2016/06/24(金) 21:21:56.08 ID:OmZmP1SP0
「めぐみん。ごめんね。ごめんね。ごめんね」

 謝るのは私の方なのに……ゆんゆんはごめんねと続ける。

「ごめんね。本当はもっともっと一緒にいたかった。孤独が辛いって、誰よりも知っているのに……独りにさせちゃってごめんね」

 いや、私には爆裂魔法があるから孤独ではない……と言いたくてゆんゆんを見ると……。

「ごめんね。ずっと一緒にいたかったのに、ごめんね」

 ゆんゆんは声を震わせながら、ボロボロと涙をこぼしていた。




 あ

 あああああ

 ああああああああああああああああ

 あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!

 私はなんてことをしてしまったのだろう!

「私だって……。ごめんなさい。ゆんゆん、ごめんなさい」

 私はごめんなさいと何度も言いながら。

「わかっていたのです。ゆんゆんが……ゆんゆんが……近い将来いなくなること……。で、でも、私は最後までわからないふりをして、ゆんゆんを困らせてゆんゆんに甘えて……。覚悟していたはずなのに、爆裂魔法の為に、独りになる事くらい覚悟していたはずなのに! あぁ……私は弱い……なんと弱いのでしょう。こんな弱い私だから、ゆんゆんはいつまでも私を心配して……」

「違う! それは違うよめぐみん! 私は……私がめぐみんといたかったから! 一緒にいたかったからいるの。私がめぐみんから卒業できないから……本当は爆裂道を歩むはずだっためぐみんに変な気を使わせちゃって」

「いえ、違います。悪いのは私−−−−」

「ううん。私の方が悪いの−−−−」


「それは違います。私が−−−−」

「ううん。私の方が−−−−」


「いや、私が−−−−


 私達はお互い『私が悪い』『ごめんね』と言いながら、強く強く抱きしめた。


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