8:名無しNIPPER[saga]
2016/06/24(金) 22:25:23.43 ID:EdrVsbEMo
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『アイスだけは冷凍庫に入れておきました。大丈夫だとは思いますが、他のものも悪くならない内に食べてくださいね☆ それでは、ウサミン星人はクールに去るぜ』
物干しを終え、ダイニングへ戻るとこんな置き手紙があった。テーブルの上の料理には、丁寧にラップがかけられている。
「……結局何しに来たんだ、アイツ」
「ウサミンさんはわたくしが呼んだですよー。お聞きしたい事があったです」
なんと。肩こりか腰痛でもあるのか?たしか近くにできた鍼灸院の評判がいいって聞いたな……
「ああいえ、そうではなくて、お料理を教えてもらったですよ」
料理?そういえば、ライラが作ったんだったか。
「はいです。色々ためになるお話をして頂いたですよ。」
ですが、と一呼吸置き、続ける。
「あまり上手にできなくて、申し訳ありませんです」
しょんぼりライラ。可愛い。
「でも、トーストは上手に焼けたです。フゴフゴさんからコツを聞いておいたですよー。」
ドヤ顔ライラ。可愛い。
「……聞いているですか?」
いじけ顔ライラ。可愛い。
――っと、いけないいけない。
「ああ、もちろん。ただ、ライラが俺のために作ってくれたっていうのが嬉しくてな。ありがとう」
「そう言っていただけるとわたくしも嬉しいですよー、ありがとうございますです」
「どういたしまして、だな。お互いに」
礼を言い合っているときりが無いので、閑話休題。先に朝食を片付けてしまおう。
少し冷めてしまっているが、これくらいなら問題無いだろう。
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