過去ログ - モバP「遅く起きた朝は」
1- 20
8:名無しNIPPER[saga]
2016/06/24(金) 22:25:23.43 ID:EdrVsbEMo


―――


『アイスだけは冷凍庫に入れておきました。大丈夫だとは思いますが、他のものも悪くならない内に食べてくださいね☆ それでは、ウサミン星人はクールに去るぜ』


物干しを終え、ダイニングへ戻るとこんな置き手紙があった。テーブルの上の料理には、丁寧にラップがかけられている。


「……結局何しに来たんだ、アイツ」


「ウサミンさんはわたくしが呼んだですよー。お聞きしたい事があったです」


なんと。肩こりか腰痛でもあるのか?たしか近くにできた鍼灸院の評判がいいって聞いたな……


「ああいえ、そうではなくて、お料理を教えてもらったですよ」


料理?そういえば、ライラが作ったんだったか。


「はいです。色々ためになるお話をして頂いたですよ。」


ですが、と一呼吸置き、続ける。


「あまり上手にできなくて、申し訳ありませんです」


しょんぼりライラ。可愛い。


「でも、トーストは上手に焼けたです。フゴフゴさんからコツを聞いておいたですよー。」


ドヤ顔ライラ。可愛い。


「……聞いているですか?」


いじけ顔ライラ。可愛い。


――っと、いけないいけない。


「ああ、もちろん。ただ、ライラが俺のために作ってくれたっていうのが嬉しくてな。ありがとう」


「そう言っていただけるとわたくしも嬉しいですよー、ありがとうございますです」


「どういたしまして、だな。お互いに」


礼を言い合っているときりが無いので、閑話休題。先に朝食を片付けてしまおう。


少し冷めてしまっているが、これくらいなら問題無いだろう。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
20Res/13.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice