過去ログ - 鈴「恭介!助けてくれ!理樹が泣きながら追ってくる!」恭介「どういうことだ」
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8:名無しNIPPER[saga]
2016/06/26(日) 01:08:36.62 ID:J3B9VaG80
恭介(俺は鈴にだけ聞こえるように呟いた)

恭介「……鈴っ、そっちの窓を開けろ…っ」

鈴「なんで?」

恭介「用心のためだっ」

恭介(鈴は俺の顔を見てこくりと頷くと静かに窓を開けた)

恭介「予備の運動靴が俺のベッドの引き出しに仕舞ってある。ちょいと大きいかもしれないがそいつを履いておけ…」

鈴「分かった」

「棗さーん?」

恭介「あ、ああ!ちょっと待ってくれ!」

恭介(最後に念のためドアのチェーンをかけておく。もちろん他の部屋にはない特注品だ。まさか工芸部の置き土産が役に立つ時が来るとは)

恭介「今開ける。だが、その前に一つ質問がある」

「なんですか?」

恭介「何故俺の部屋に鈴がいることを知っている」

恭介(数秒の沈黙のあと、むこうの本性が姿を現した)

ガチャッ!ガチャッ!

「すいませーん。開けてくださーい!」

恭介(乱暴にドアノブを回す音が聞こえた。やはり何かおかしいと思ったんだ。やれやれ、嫌な予感というのは嫌なくらいよく当たる)

恭介「誰が開けるもんか!お前らいったい誰の命令でこんなことを!」

恭介(そう言いつつ鈴にジェスチャーで外へ出るように合図した。ここはもうダメだ。俺の予想だときっと…)

「開けてくれないならこっちから開けますよ」

ガチャリ

恭介(これほどまでに鍵がハマる音を不快に思った事はない。奴ら合鍵まで持っていやがった)

ガンッ

「あっ、クソッ!チェーンをかけてやがる!誰かチェーンカッター持ってこい!委員長に吹っ飛ばされないうちに!」

恭介(ありがとう鎖。お前の努力は無駄にはしない)


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