59: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2016/07/02(土) 00:40:50.25 ID:dW17ioZ50
ガシッ
ありす娘「・・・お父さんから、手を離してください」
春乃「あ゛?・・・やるの?」
ありす娘「あなたがこの手を離さないなら、力ずくも覚悟の上です」
ありす「ぁぅ・・・て、転校生・・・さん・・・」
転校生「ふ、二人とも落ち着いて・・・あと春乃は離して・・・」
結希「ストップよ。双方ともに落ち着いて」
春乃「・・・何よ」
ありす娘「私は冷静ですよ」
結希「はぁ、まったく・・・いいかしら。未来というものは刻一刻と変化するものよ。確かにさっきの瞬間まではあなたの娘がここにいた」
結希「だけど、今の瞬間には楠木さんの娘がいる。・・・そして、実は転校生君を呼ぶ前には私と転校生君の娘がいたわ」
クレプリ(見事に娘ばっかりさね)
春乃「で、何が言いたい?」
結希「これはあくまでも推測だけど、転校生の将来の結婚相手は変化し続けている。それも、数分単位で」
結希「だから、彼は浮気なんかしていないんだと思う。確証はないけど、確信はあるわ。だって、転校生君なのよ?」
春乃「・・・ちっ」
ありす娘「・・・ふぅ」
ありす「ぁ・・・あの・・・」
春乃「何よ」
ありす「転校生さん・・・は・・・裏切ったり・・・ません」
春乃「・・・知ってるわ。・・・ごめん、気が動転してた」
転校生「え、ああ、うん。落ち着いたならいいけど」
ありす娘「・・・そろそろ時間ですね」
結希「ええ、そうね」
ありす娘「私がここにいるということは、みなさんは大きな障害を乗り越えているという証拠です」
ありす娘「だから、これからも頑張ってください。お母さんたちに会えることを、未来で楽しみにしてますから」
ありす「はい・・・わかり・・・した」
結希「任せなさい。あなたたちの未来は、私たちの手で守るわ」
春乃「・・・子供は大人しく親を信じてなさい。母親ってのは強いからね」
ありす娘「はい。それではみなさん、未来で会いましょう!」
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