過去ログ - 高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「小雨のカフェで」
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:06:03.89 ID:kA/nnSl90
――おしゃれなカフェ――

高森藍子「今日はちゃんと、傘もタオルも持ってきましたっ」

北条加蓮「この前は酷い雨だったもんね」

藍子「梅雨が明けるまで、降水確率0%でも傘を持ち歩くことにしたんですよ」

加蓮「うんうん」

藍子「はいっ。これ、加蓮ちゃんの分です! お母さんの傘がいいかなって思ったんですけれど……加蓮ちゃんならこういうのも似合うかな? って思って、お父さんの傘を借りてきちゃいました」

加蓮「私の分? いや、私だって傘もタオルも持ってきてるけど……」

藍子「あっ」

加蓮「傘が3人分になっちゃったね」

藍子「……帰る時にモバP(以下「P」)さんを呼んじゃいましょうか」

加蓮「あ、それいいアイディアっ」


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2:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:06:28.31 ID:kA/nnSl90
――まえがき――

レンアイカフェテラスシリーズ第25話です。
以下の作品の続編です。こちらを読んでいただけると、さらに楽しんでいただける……筈です。

以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:07:04.11 ID:kA/nnSl90
加蓮「ちょっと前からまた降りだしたけど、来る時は大丈夫だった?」

藍子「大丈夫ですよ。あ、服の端のところが、ほら、ちょっぴりだけやられちゃいました」

加蓮「そっか」
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:07:33.69 ID:kA/nnSl90
藍子「変な加蓮ちゃん。それで、加蓮ちゃんが注文してくれてたのは……そうめん?」

加蓮「うん、そうめん」

藍子「そうめん……もうそんな季節なんですね」
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:08:04.10 ID:kA/nnSl90
加蓮「ところでカフェ巡りって梅雨と関係あるの?」

藍子「何を言っているんですか加蓮ちゃん。梅雨のカフェには期間限定メニューがあるんですよ。あそこと、あそこと、あそこと……いくつも回ってないカフェがあるんです。うぅ、来年までお預け……」

加蓮「…………ぷっ」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:08:33.78 ID:kA/nnSl90
藍子「加蓮ちゃん、もっと顔をこっちに出してください。ほらっ」

加蓮「それでもこれは食べにくいよ。いいよ、藍子がぜんぶ食べなよ。お腹が空いてる訳でもないし」

藍子「はーいっ」チュルチュル
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:09:03.70 ID:kA/nnSl90
加蓮「いーよ。あんまり食欲ないし。最近はもう色々とヤバイからね……ジメジメしてるし、夜とかもう蒸し暑くて」

藍子「…………♪」チュルチュル

加蓮「遂にクーラー解禁しましたー」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:09:33.84 ID:kA/nnSl90
加蓮「よし。ここもクーラー解禁されてるんだし、汗はほっとくと体温を奪ってくからね。ちょっとくらい大丈夫だって思うのは危険だよ。この時期はほら、朝とか夜とか気温おかしいし」

加蓮「風邪なんて引いちゃったら、やりたいことがもっとできなくなっちゃうよ?」

藍子「ありがとうございます、加蓮ちゃん。ふふっ♪」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:10:03.65 ID:kA/nnSl90
加蓮「マジな話さ、私には雨の良さがぜんぜんわかんなかった」

藍子「……? あめ?」チュルチュル

加蓮「藍子が雨の日も楽しいって言うからさ……探してみたっていうか意識してみたっていうか。でもぜーんぜん」
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:10:33.93 ID:kA/nnSl90
藍子「…………♪」チュルチュル

加蓮「……止めないの? いつもみたいに、そんなの駄目です! って感じで」

藍子「うふふっ♪」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:11:03.84 ID:kA/nnSl90
加蓮「ブライダルって言えばさ、そういえば歌鈴がなんかやってなかったっけ? ブライダル撮影」

藍子「白無垢のですよね。和風で、綺麗で……歌鈴ちゃんがすっごく大人っぽく見えました」

加蓮「ねー。あそこまで似合うとは。間違えなく誰よりも白無垢の似合う女の子だった」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:11:33.84 ID:kA/nnSl90
加蓮「…………いいや。たぶん顔合わせたら喧嘩になるし」

藍子「ええっ」

加蓮「いやほら……仕上がりは私も見たんだけどさ。なんていうか……幸せそーな顔してんの。ああ、幸せなんだろうなぁ、っていうのが……演技でもなくてアイドルとしての顔でもなくて、なんとなくそれが分かってさ」
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:12:04.08 ID:kA/nnSl90
加蓮「……Pさんがなー。面倒見るのとか好きそうだし……はー」

藍子「加蓮ちゃん?」

加蓮「たぶん私は、Pさんにとって理想の人じゃないんだろうなぁ」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:12:33.94 ID:kA/nnSl90
加蓮「ううん。歌鈴にはまた話を聞いてみるよ。私もブライダル経験者だし、もしかしたら喧嘩なんてしなくて盛り上がるかも」

藍子「そうですよ。喧嘩なんてしないで、楽しくお話しましょ?」

加蓮「藍子の話ならひと晩、いや1週間くらい余裕で行けそう」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:13:04.16 ID:kA/nnSl90
藍子「加蓮ちゃんがサポートしてあげてください。歌鈴ちゃん、緊張を乗り越えたらすっごく頑張るんですよ。加蓮ちゃんなら緊張を解くやり方とか……教えてあげてくださいっ」

加蓮「はーい。……いやいや、これってもしかしたらの話だよ?」

藍子「あっ……そうでした」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:13:33.87 ID:kA/nnSl90
藍子「えいえいっ」ホッペタグニグニ

加蓮「ふぉらっ、はなひなさいっ。……ぷはっ。そこまでやってないでしょー」

藍子「加蓮ちゃんがそういう冗談を言わないためにです」
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:14:03.98 ID:kA/nnSl90
藍子「私はもう慣れちゃいましたけれど、歌鈴ちゃんとお話する時は冗談言っちゃ駄目ですよ? 歌鈴ちゃん、きっと慌ててしまいますから」

加蓮「アンタは世話焼きな親か何かか……。……前からそうだっけ、藍子は」

藍子「もー」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:14:33.96 ID:kA/nnSl90
□ ■ □ ■ □


藍子「〜〜〜♪」チュルル

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:15:04.04 ID:kA/nnSl90
加蓮「あとは帰りにアイスでも買って食べれば完璧かな? って、まだ梅雨だっけ」

藍子「あ、あはは、そうでした。ちょっとだけ、気が早くなっちゃいましたね」

加蓮「やだなぁ、外に出たらまたジメジメするんだよね……。藍子ー、おぶって帰って」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:15:34.69 ID:kA/nnSl90
藍子「やりましたけどやってないんです! その……ちょっと前から、Pさんが――」

加蓮「セクハラ?」

藍子「そこまでではありませんっ。ただ、事あるごとに水着の話を振ってきたり、夏服のお話とか……でもなぜかいつの間にかプールや海のお話になってて。それで、この前こっそりPさんの事務机を見たら、カタログとかがいっぱい置いてあって」
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:16:04.12 ID:kA/nnSl90
加蓮「うんうん。無理強いはしないけどさ、やれる時にやらないともったいないって。Pさんもいろんなお仕事とってきてくれるんだし。え? そんな仕事? って思っても、実際やってみたらきっと楽しいよ」

加蓮「私も、クリスマスの時なんかはそうだったし――」

藍子「……そうですよね。あの時の加蓮ちゃん、いっぱいワガママを言ってPさんを困らせてましたよね」
以下略



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