過去ログ - 高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「小雨のカフェで」
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18:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:14:33.96 ID:kA/nnSl90
□ ■ □ ■ □


藍子「〜〜〜♪」チュルル

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:15:04.04 ID:kA/nnSl90
加蓮「あとは帰りにアイスでも買って食べれば完璧かな? って、まだ梅雨だっけ」

藍子「あ、あはは、そうでした。ちょっとだけ、気が早くなっちゃいましたね」

加蓮「やだなぁ、外に出たらまたジメジメするんだよね……。藍子ー、おぶって帰って」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:15:34.69 ID:kA/nnSl90
藍子「やりましたけどやってないんです! その……ちょっと前から、Pさんが――」

加蓮「セクハラ?」

藍子「そこまでではありませんっ。ただ、事あるごとに水着の話を振ってきたり、夏服のお話とか……でもなぜかいつの間にかプールや海のお話になってて。それで、この前こっそりPさんの事務机を見たら、カタログとかがいっぱい置いてあって」
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:16:04.12 ID:kA/nnSl90
加蓮「うんうん。無理強いはしないけどさ、やれる時にやらないともったいないって。Pさんもいろんなお仕事とってきてくれるんだし。え? そんな仕事? って思っても、実際やってみたらきっと楽しいよ」

加蓮「私も、クリスマスの時なんかはそうだったし――」

藍子「……そうですよね。あの時の加蓮ちゃん、いっぱいワガママを言ってPさんを困らせてましたよね」
以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:16:35.04 ID:kA/nnSl90
藍子「本当にすごいんですよ。一面、綺麗な黄色で……その中に歩ける道があって……息を吸うだけで、いっぱいのお花に囲まれてる気持ちになれるです。写真も何枚撮っても飽きないくらいで、だから加蓮ちゃんにも見せてあげたいんです」

藍子「ううん……一緒に行きたいなっ」

加蓮「…………」
以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:17:04.37 ID:kA/nnSl90
藍子「加蓮ちゃんは何か――」

加蓮「ごめん。梅雨にやりたいことっていうのは……ちょっとないよ」

藍子「……加蓮ちゃん?」
以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:17:34.14 ID:kA/nnSl90
加蓮「ごめん。藍子はやりたいことをいっぱいやって……それを私に教えてよ。梅雨が終わってからでもいいよ。いっぱい教えて」

加蓮「うわー梅雨の間に私はなんてもったいないことをやってたんだー! って思っちゃうくらいに、いっぱいいっぱい教えてほしいな。藍子の幸せな思い出のこと」

藍子「……いっぱい教えてあげて、いっぱい悔しがらせてあげますから。そうして夏が来たら、その分たくさん外に出ましょうね」
以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:18:04.39 ID:kA/nnSl90
加蓮「ってことで私はここに篭もるんだー。もう一歩も外に出ないんだー」

藍子「あ、冗談は繰り返すんですね。ええとっ……ご、ごほんっ。そんなことしたらPさんが困っちゃいますよ。わがまま言わないで、事務所に行きましょう!」

加蓮「思うんだけどさ、やっぱ相手の理想に自分を無理矢理合わせるのって意味なくない? それって嘘をつき続けるってことだよね。理想の関係とはほど遠いと思うんだ」
以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:18:34.24 ID:kA/nnSl90
藍子「……!」ピコーン

藍子「加蓮ちゃん」

加蓮「ん?」
以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:19:04.23 ID:kA/nnSl90
藍子「うぅ……嘘でもやっぱり言えないですっ。嘘をつくなら、もっと楽しくて、ひっかかった方も笑顔になれるような……」

加蓮「うんうん」ナデナデ

藍子「…………」ベチョ
以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:19:34.15 ID:kA/nnSl90
(少し経ってから)

加蓮「よし。いろいろ拭けたよ。はい藍子、手鏡」スッ

藍子「ありがとうございます、加蓮ちゃん。あはは、みっともないところを見せちゃいましたね」
以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:20:04.40 ID:kA/nnSl90
加蓮「しょうがない、たまには藍子ちゃんの味方になってあげよっか。あんまりやり過ぎると仕返しされちゃいそうだし?」

藍子「頼りにしてますね、加蓮ちゃん」

加蓮「あーい。ちょうど雨も止んでるみたいだよ、ほら外」
以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:20:34.41 ID:kA/nnSl90
藍子「Pさんの予定が空いているなら、迎えに来てもらっちゃいましょう。ふふ、加蓮ちゃんが教えてくれました。せっかくだから、今できることはやってみようって!」

加蓮「早速来たね。Pさんの予定なら空いてる筈だし、今なら車も出してもらえる筈だよ?」

藍子「え、どうして知って」
以下略



31:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:21:04.34 ID:kA/nnSl90
加蓮「連絡しなきゃ。電話にする? メールにする?」

藍子「電話にしたら長くなっちゃいそう。メールにしましょうっ」

加蓮「オッケー。うーん、迎えに来てって言えばいいのかな……」
以下略



32:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:21:34.35 ID:kA/nnSl90
加蓮「それでね、これで――って意味にPさんが気付くかどうかって賭け!」

藍子「それ、とっても面白そう……! じゃあ私は、気付いてくれる方に賭けちゃいます」

加蓮「なら私は気づかない方。Pさん鈍感だからなー、きっと気付かないだろうなー」
以下略



33:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:22:04.38 ID:kA/nnSl90
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From 高森藍子
To プロデューサーさん

(加蓮と藍子の笑顔と、3人分の傘が映っている写真)
以下略



34:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 18:23:36.37 ID:kA/nnSl90


おしまい。
読んでいただき、ありがとうございました。

以下略



35:名無しNIPPER[sage]
2016/06/30(木) 19:40:32.54 ID:JOGfjnbmo
おつおつ


36:名無しNIPPER[sage]
2016/06/30(木) 20:21:33.50 ID:k/ipsneDO
白無垢歌鈴に触れてる……!
そして次回予告と……!


37:名無しNIPPER[saga]
2016/06/30(木) 21:01:35.09 ID:kA/nnSl90


作者です。いつもコメントありがとうございます。
ちょっとだけ訂正を……。

以下略



38:名無しNIPPER[sage]
2016/07/01(金) 01:36:55.24 ID:CO7NplG8o
次も楽しみにしてます


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