過去ログ - 的場梨沙「おくりもの」
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10: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/07/01(金) 23:08:13.19 ID:3M5gfQWJ0
 飛鳥「たとえば、さ」

 エナドリの空き瓶を捨てる為にゴミ箱に向かう途中で、声がかかる。

 P「うん?」
以下略



11: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/07/01(金) 23:09:34.17 ID:3M5gfQWJ0

 飛鳥「そういうプレゼントって、プロデューサーや……ボクのプロデューサーが貰っても、嬉しかったりするのかい?」



12: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/07/01(金) 23:10:59.75 ID:3M5gfQWJ0
 思わず振り返ると、どこか緊張したように彼女がこちらを見ている。

 飛鳥「……あくまで好奇心から、尋ねているんだけど」


以下略



13: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/07/01(金) 23:12:06.74 ID:3M5gfQWJ0
 思わず彼女が笑みをこぼした。

 飛鳥「それは言いすぎじゃないのかい?」

 P「さあてね、どうだか」
以下略



14: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/07/01(金) 23:13:07.29 ID:3M5gfQWJ0
 それから、再び自分のデスクについて、仕事を始める。


 飛鳥「……ありがとう」

以下略



15: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/07/01(金) 23:14:18.98 ID:3M5gfQWJ0
 携帯を取り出して、メッセージアプリを起動する。

 飛鳥のプロデューサーとのメッセージ欄に、「貸し一つな」とだけ入力して、


以下略



16: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/07/01(金) 23:16:20.25 ID:3M5gfQWJ0
 「贈ることに意味があるから、プレゼントはなんでもいいって、彼はそう言っていたよ」

 「うーん……なんでもいいっていうのはアイツの言いそうなことだけど、結局ヒントはなにもないのよね」

 「趣味に限らなくても、仕事でよく利用するものや、日用的に使うものでもいいって」
以下略



17: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/07/01(金) 23:18:01.43 ID:3M5gfQWJ0
 二人のユニットの次のライブを企画して、会場の規模をおさえて、動員数や具体的なライブの流れを練って……

 相変わらず忙しい日々は続いていた。死ぬほど充実はしている。


以下略



18: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/07/01(金) 23:18:49.07 ID:3M5gfQWJ0
 P「ここからだとお前の家の方が近いんだぞ? 直帰してもいいのに、なんでまた事務所に戻るなんて言うんだ?」

 梨沙「忘れ物をしてるのよ」

 すげない返事。
以下略



19: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/07/01(金) 23:20:43.20 ID:3M5gfQWJ0
 事務所に着くと、彼女は更衣ロッカーに向かった。

 今日は、彼女が忘れ物とやらを回収したあとに家まで送ってやって、俺も直帰だ。

 ようやく一息つけるぐらいには仕事も落ち着いてきたし、少なくとも今日はゆっくり眠れる。
以下略



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