過去ログ - 吹雪「はやく辞めてくださいよ司令官」 提督「吹雪さんこそ」
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108: ◆36ujqGfUl2[saga]
2016/08/24(水) 01:26:43.52 ID:JsGiyJ7R0
「初月さん? 少し待っていてください」

 奇妙なタイミングの良さだ。まさか、こちらの会話を聞いていたわけでもないだろうが。
 伝えるべきこと、聞くべきことは終わっている。大淀と提督は話をまとめはじめる。

『Cのタイミングはこちらに任せていただけますか?』
「ええ、そもそもこちらからは難しいでしょう。お任せします。……何から何まで、ありがとうございます」
『いえいえ。あ、代わりというわけではないですけど、辞めたら教えてくださいね。退職金のいい運用先をご紹介します』
「……はぁ」

 今更だが、彼女は軍をやめてだいぶ性格が変わった気がする。あるいは素を見せているのか。だとすれば、いいことなのか。
 そのまま通話を終了し、一息つく。携帯を懐にしまった。
 改めて、見せてはいけないものが机の上にないことを確認し、扉の向こう側にいる初月に声をかけた。

「お待たせしました。どうぞ、初月さん」


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