131: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/10(日) 23:50:33.62 ID:Q0vXu4Ha0
私達の普段の練習はまず一つが体幹トレーニングです。
お姉ちゃんが教えたって言ってたから、私にはなじみ深いトレーニングなんです。
お姉ちゃんが昔バレエをやっていた頃、よく練習を一緒に真似したりしてましたから。
132: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/10(日) 23:52:48.61 ID:Q0vXu4Ha0
一通りの練習メニューが終わって、今は休憩中です。
「おつかれさん。今日も精が出るねぇ。」
不意の後ろからの声に振り向くと、そこには巫女姿の希さん?!
133: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/10(日) 23:55:46.83 ID:Q0vXu4Ha0
「希、まだここでアルバイトをしていたのですか?」
「何て言うのかな、こうやって境内の掃除とかするのがウチのルーティーンみたいになってるんよ。」
海未さんの問いに答える希さんの表情は、複雑そうな笑顔でした。
134: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/10(日) 23:57:17.62 ID:Q0vXu4Ha0
「希ちゃんが素直にゃー!」
「うん、だから凛ちゃんワシワシさせて?」
そういいながら、希さんが手をワシワシさせて凛さんに迫る。
135: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/10(日) 23:58:08.12 ID:Q0vXu4Ha0
「ど、どうして休憩中にこんなに疲れないといけないのですか…。」
「にゃ、にゃぁ・・・。」
ボロボロになった海未さんと凛さんを尻目に、ワシワシを堪能した希さんは、ツヤツヤで満足気です。
136: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/10(日) 23:59:52.80 ID:Q0vXu4Ha0
「うん、2人とも新入部員が来ると悪いからって、部室で待機中なんだよ。」
ことりさんが、ついでに新入生歓迎会の時の話もしました。
「それで、花陽ちゃん、例のアイドル談義口調がさらに力強くなっちゃった感じで・・・。」
137: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/11(月) 00:01:14.80 ID:+6kWbwKn0
「そ。噂ではアイドル研究部の鬼部長とまで言われてるらしいわよ。」
希さんの察しの良さに、真姫さんがため息交じりで話します。
「まあ、雪穂と亜里沙がいるんだから、そこまで悲観しなくてもいいんだけど。」
138: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/11(月) 00:04:11.39 ID:+6kWbwKn0
「花陽ちゃんは真面目っ子やからね〜。うーん、現状を打破する方法が無い、訳じゃあ無いんよね。でも。」
「何かあるなら教えて!このままじゃ、かよちんが可哀そうだよ。」
希さんの歯切れの悪るさに凛さんが身を乗り出します。
139: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/11(月) 00:06:44.91 ID:+6kWbwKn0
希さんはみんなを諭すように続けます。
「ウチもOBだから、相談ならいつでも聞くけど、最初はやっぱりみんなが考えんとね。そういうのも青春なんじゃない?」
希さんが凄く大人に見えました。
140: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/11(月) 00:11:27.89 ID:+6kWbwKn0
みんなできちんと話し合う。
どこか花陽さんに遠慮して、あまり触れないようにしていた気がします。
希さんに言われた通りにしてみようという事になり、私達は部室に戻ってきました。
141: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/11(月) 00:12:21.31 ID:+6kWbwKn0
「海未ちゃん、みんなぁ!ライブだよ、ライブしようよ!花陽ちゃんがセンターで!」
みんなが、『え〜〜〜!』と声を揃えました。
それもそのはずです。
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