165: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/13(水) 00:01:13.34 ID:Wpn7Q1Xb0
「花陽がねぇ…、もうちょっと自信を持ってくれないのかしら。」
別に相談や愚痴が嫌な訳じゃないけれど、こちとら心配で仕方がないのよ。
「しょうがないよ。花陽ちゃんのそんな所も魅力の内やん?」
166: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/13(水) 00:02:16.17 ID:Wpn7Q1Xb0
「にこっちは心配症やなぁ。子供っていうのは知らないうちに勝手に成長するもんなんよ。」
アンタ誰の親よ。
あとは何でもない世間話をする。
167: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/14(木) 00:41:29.28 ID:8XjtunXF0
今日は久しぶりに花陽から連絡が来たわ。
確か今日は新入生歓迎会。
案の定、やらかしたそうよ。
168: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/14(木) 00:43:39.06 ID:8XjtunXF0
私も卒業してやがて一月。
アイドル活動は全然上手くいってない。
μ'sのと言えば、誰もが分かってくれる知名度だけれど、アチラさんの欲しいのはμ'sであって、矢澤にこ個人ではない。
169: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/14(木) 00:45:07.45 ID:8XjtunXF0
久しぶりに、絵里からメール。
後で花陽からも同じ内容のメールが来るんだけど、ライブをする事になったらしいわね。
これは前部長としては行かない訳にはいかないわ。
170: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/14(木) 00:48:22.51 ID:8XjtunXF0
花陽は、メールが堅っ苦しい文言で溢れてるわ。
これはちょっと危ないわね。
気負いすぎて上手くいかないパターンよ。
171: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/14(木) 00:50:19.70 ID:8XjtunXF0
ふぅ・・・、あっという間にライブ当日よ。
卒業してから日にちの進みが速い気がしてならない。
集中してるからではなく、惰性で過ごしてるからなのは分かってる。
172: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/14(木) 01:07:42.97 ID:8XjtunXF0
絵里と希とは校門前で待ち合わせしている。
「さすがにこね。」
何がさすがなのかよく分かんないけど、絵里はよくそう言うわね。
173: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/14(木) 01:08:19.74 ID:8XjtunXF0
元々ライブの時は、気持ちが逸って時間より早く来てしまうのよね。
性分なんだから仕方ないのよ。
私が出る訳じゃないけど。
174: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/14(木) 01:09:26.73 ID:8XjtunXF0
「完全に卒業してから、まだ1カ月半しかたってないのに、ずいぶん久しぶりな気がするわ。」
3人で少し前まで通っていた音ノ木坂学院を眺めながら、絵里がしみじみと言う。
卒業してまだ1カ月半なのに、ずいぶんと距離が遠くなった気がする。
175: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2016/07/14(木) 01:10:16.12 ID:8XjtunXF0
「ウチらも色々変わってるって言う事なのかな。」
希の気持ちも少しは分かる気がする。
「ま、どうしたってそうなるわよ。」
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