115: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 13:51:26.76 ID:6jlu7Hr00
金剛「深海棲艦……あなたは、本当に私たちの提督デスカ……?」
提督「……さあな……私にはもう分からなくなった。自分が何者なのか……」
116: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 13:51:52.02 ID:6jlu7Hr00
提督「悪かった。私はあのカップを……割ってしまったのだ。今あるのはメーカーから取り寄せたものだ。……すまない、お前が悲しむかと思うと……なかなか言い出せなくて……」
金剛「私はとっくに知ってたデース。でも、それは……提督しか知らないことネ。もしかして本当に……提督デスカ?」
117: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 13:52:21.22 ID:6jlu7Hr00
提督「……長門」
長門「だから私の名を呼ぶなと……」
118: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 13:52:49.64 ID:6jlu7Hr00
提督「騙して悪かった……。だが、かなり気に入って貰えたようだな。毎晩一緒に寝ていると、陸奥がうれしそうに話してくれたぞ……」
長門「なっ、なあっ私はそんなことなど……!」
119: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 13:53:23.81 ID:6jlu7Hr00
金剛「冷ますって、どうやってデスカ?」
加賀「あなたは知らなくていいわ」
120: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 13:54:00.34 ID:6jlu7Hr00
提督「お前たち、先ほど私が亡くなったと言っていたな……」
加賀「ええ。提督は……一年以上前に亡くなっているわ」
121: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 13:54:31.66 ID:6jlu7Hr00
加賀「……一年前の戦いを覚えてますか?」
提督「大規模侵攻作戦だな。私が指揮をとった」
122: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 13:55:02.95 ID:6jlu7Hr00
長門「……敵の親玉が居なかったのだ」
提督「なに……?」
123: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 13:55:41.88 ID:6jlu7Hr00
加賀「敵は強大で、でも私たちは遥か遠くに居て、鎮守府に戻るのにはかなりの時間が必要だった。
私たちの到着を待てば全滅は免れない……だから提督は早々に交戦を避け、鎮守府からの撤退を指示したそうよ」
124: ◆PU9YxOvRdg[sage saga]
2016/07/03(日) 13:56:15.95 ID:6jlu7Hr00
提督「しかし、誰一人として沈まなかったとはなんたる皮肉だ……」
提督「加賀」
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