過去ログ - 泉の女神「あなたが落したのは…」
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236: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/24(日) 19:50:28.21 ID:ZtYPow0h0
・・・・・・・・・・・・・・・
ハーフエルフさんへ

この手紙を読んでいるということは、村での生活はあまりうまくいっていないのでしょうか。
私の見通しの甘さから、ハーフエルフさんに無用の苦労をさせてしまったとしたら、心から謝りたいと思います。
以下略



237: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/24(日) 19:52:14.51 ID:ZtYPow0h0
ハーフエルフ「修道女さんはあの日、大山脈の方に向かった…」

ハーフエルフ「私のために、こんな貴重なものを遺して」ウウッ

泉の女神「お前、『竜神』を知っているか?」
以下略



238: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/24(日) 19:55:04.05 ID:ZtYPow0h0
泉の女神「竜は、産まれてからずっとこの鉱山を守ってきた」

泉の女神「山を守り、山を愛するものを愛し、山に近づく者には警告も発してきた」

泉の女神「だから、鉱夫達からは災いを呼ぶと恐れられてきた」
以下略



239: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/24(日) 22:33:56.22 ID:ZtYPow0h0
〜〜〜〜〜

村長「これはこれは、勇者様をはじめとする魔族追放隊の皆様。村の者が大勢、広場で皆様をお待ちしております。ささ、広場の方へどうぞ」

勇者「……」ザッザッ
以下略



240: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/24(日) 22:35:17.39 ID:ZtYPow0h0
村長「皆さん!勇者様がいらっしゃいましたよ!静粛に!!」

村長「勇者様、こちらの壇上に上がっていただき、村の者たちに一言お願いします」

勇者「……」タンタンタン
以下略



241: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/24(日) 22:36:56.28 ID:ZtYPow0h0
勇者「俺は、魔王を倒せばこの世界が平和になると思っていました」

勇者「ところが、実際には魔王を倒したことで、それまで以上に魔族が王国にやってきました」

勇者「やってきた魔族たちは、王国で勝手に内乱を起こし、人間の生活を脅かし始めています」
以下略



242: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/24(日) 22:38:08.88 ID:ZtYPow0h0
勇者「この村には魔族がいると、この村の傭兵さんから聞いています」

聴衆F「あの武人めが」

勇者「今日、この村に入ってこの広場に来るまで、短い時間でしたが村の様子を拝見しました」
以下略



243: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/24(日) 22:47:21.63 ID:ZtYPow0h0
勇者「村の傭兵さんは、『私の村は人間と魔族が共存することで隆盛を誇っておる』と繰り返し言っていましたが、俺には到底信じられなかったのです」

勇者「ところが、今日この村に来てようやく信じられました」

勇者「実は、魔族を追放する責務があると自分に言い聞かせながらも、こんな現実のために魔王を倒したのか、自問自答を続けてきました」
以下略



244: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/24(日) 22:49:27.56 ID:ZtYPow0h0
村の傭兵「また皆々の世話になる。よろしゅうに」ビシッ

魔法使い「…よろしくね」ペコ

勇者「みなさん、この村をもっともっと誇って下さい。そして、また今度立ち寄ったら、色々村のことを聞かせてください。今日は素敵な村を見せて頂き、ありがとうございました!」
以下略



245: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/24(日) 22:54:08.13 ID:ZtYPow0h0
〜〜〜〜〜

ハーフエルフ「歓…声?」

泉の女神「ま、そういうことだな」
以下略



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