過去ログ - 泉の女神「あなたが落したのは…」
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32: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/04(月) 23:37:00.24 ID:tOrRtxy10
◆第三章 くろがねの誘惑
竜の子・・・パパ、パパ・・・
竜・・・どうした、わが子よ・・・
33: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/04(月) 23:38:26.73 ID:tOrRtxy10
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男の子「パパ〜、パパ〜、どこにいるの〜?」トテトテ
竜の子・・・きみ、誰?・・・
34: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/04(月) 23:39:54.39 ID:tOrRtxy10
竜の子・・・とにかく嘘はついていないの!・・・
男の子「じゃあ、パパを探すの手伝ってくれる?」
竜の子・・・いいけど、パパはどこにいるの?・・・
35: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/04(月) 23:41:46.60 ID:tOrRtxy10
男の子「ねえ、何か熱いんだけど」
竜の子・・・夏だからね・・・
男の子「その暑さじゃないよ!焼けるように熱いよ!」
36: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/04(月) 23:43:24.18 ID:tOrRtxy10
カーン カーン カーン
竜の子・・・あそこが最近掘り進んでいる坑道だけど、君のパパはいる?」
男の子「…あっ!パパがいた!」
37: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/04(月) 23:45:11.31 ID:tOrRtxy10
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村長「今月の鉄鉱石の産出量はなかなかのものですよ」
領主「まだだ、より一段の増産が必要じゃ」
38: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/04(月) 23:46:33.90 ID:tOrRtxy10
領主「ならばシフトを細分化し、短い休憩を挟みながら長時間従事させればよいのじゃ」
鉱山長「あんたねえ…!」ダンッ
領主「とにかく、じゃ、まず増産ありきという路線は断固として譲れん」
39: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/04(月) 23:47:46.84 ID:tOrRtxy10
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男の子「こんにちは〜」トテトテ
竜の子・・・あれ、こんにちは・・・
40: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/04(月) 23:49:10.53 ID:tOrRtxy10
男の子「そうじゃないけど、最近1日中働いているから、食事の度にお弁当を届けないといけないんだ」
竜の子・・・そっか、大変だね。ところで、どうしてここが分かったの?・・・
男の子「鱗がたくさん落ちている道をたどってきたんだよ」
41: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/04(月) 23:51:58.79 ID:tOrRtxy10
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領主「何じゃこの産出量は。大して増えていないではないか」
鉱山長「何てことおっしゃるんですか領主様。前月比1.5倍ですぜ」
42: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/04(月) 23:54:12.48 ID:tOrRtxy10
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男の子「あ、パパ、お帰りなさい!今日ね…」
パパ「……」フラフラ
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