過去ログ - 泉の女神「あなたが落したのは…」
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83: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 23:37:17.96 ID:4ZJoceGV0
兵士G「今度は鉱山の方から何人か来ますよ」
兵士H「今度こそ領主様がお戻りか?」
???「鉱山長さ〜ん!!」
84: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 23:39:30.97 ID:4ZJoceGV0
村の傭兵「しかし、これは村にとっては朗報ではないか」
パパ「とんでもありません!私の息子も閉じ込められた坑道の向こう側にいるのです!みんな、早くこの縄を解いてくれ!」
鉱山長「お前の息子ってのは、湖畔にいるあのボウズのことか?」
85: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 23:41:00.12 ID:4ZJoceGV0
兵士J「領主様が戻られないのであれば、我々は撤収しますよ」
鉱山長「お、おい、俺たちの処遇は一体どうなるんだ?」
兵士K「村長殿も戻られないでしょうし、あとのことは皆さんで決めて頂ければいいと思いますよ」
86: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 23:43:52.34 ID:4ZJoceGV0
鉱夫A「領主に立ち向かった男なら、もう一人知っていますよ」
鉱夫B「ええ、我々は見ていましたから」
鉱夫C「おい鉱夫D、なんで新村長さんを縛っているんだ。早く縄を解けよ」
87: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/06(水) 23:52:13.25 ID:4ZJoceGV0
本日の投下はここまでです。
88: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 22:53:31.94 ID:aLLP9K++0
◆第四章 異形の少女
異形の少女は、剣を抱え湖畔に佇んでいた。その視点は何かを見つめるでもなく、宙を彷徨っていた。やがてその焦点の定まらぬ眼に決意のようなものが浮かび、少女はゆっくりと歩きだした…
89: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 22:55:07.47 ID:aLLP9K++0
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村人「こんにちは〜」
90: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 22:57:36.69 ID:aLLP9K++0
村人「子供の病気を治してくれる薬が悪魔なもんですか。教会は子供の命なんて助けてくれないんだから」
ハーフエルフ母「そう言って頂けると嬉しいですよ」
ハーフエルフ父「こんな異形の我々を受け入れてくれる村は多くありませんから…」
91: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 22:58:49.78 ID:aLLP9K++0
ハーフエルフ母「こら、ちゃんと挨拶しないとダメでしょ」
ハーフエルフ「………あ、あう、こ、こんにちは」
ハーフエルフ母「ごめんなさいね、うちの娘あまり人に慣れていなくって」
92: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:00:05.27 ID:aLLP9K++0
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ハーフエルフ母「あなた、玄関に教会の関係者らしき人たちが!」
ハーフエルフ父「何、どういうことだ!?」
93: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/07(木) 23:01:17.37 ID:aLLP9K++0
ハーフエルフ母「そんなことよりあなた、どうしましょう」
ハーフエルフ父「もし審問されたら、無事戻ってくる者はいないらしいよ」
ハーフエルフ母「それじゃ…」
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