206: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/08/29(月) 03:06:35.76 ID:jm3x6+HU0
「……まあ、こんな感じですかね。だから大したエピソードじゃないです。」
「いいなー、青春じゃん。しかし夕張ちゃん、話聞くと随分変わったんだねぇ。」
「色々捻くれてるのがアホらしくなったんですよ。
207: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/08/29(月) 03:09:02.79 ID:jm3x6+HU0
……だけど、本当にそれっきりだった。
208: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/08/29(月) 03:12:53.24 ID:jm3x6+HU0
一つは偶然ネットで見た、世界各地の被害地域の現状。
海外のニュースサイトは国内と違って、報道規制があまりきつくはない。
そのサイトで目にした惨状は、私の想像を超える物だった。
209: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/08/29(月) 03:16:03.03 ID:jm3x6+HU0
この合宿で、夕張と北上の間には、奇妙な友情が芽生えていた。
夕張はそこに、親愛と対抗心を。
210:名無しNIPPER[sage]
2016/08/29(月) 11:20:57.03 ID:nzQi9A/fo
乙
211:名無しNIPPER[sage]
2016/08/29(月) 12:22:28.80 ID:ZNDTxWuOo
感動した!
212: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/08/31(水) 13:59:42.97 ID:eYC625WV0
投下します。
213: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/08/31(水) 14:04:02.83 ID:eYC625WV0
北上と夕張が合宿に出掛け、5日が過ぎた頃の鎮守府。
ケイはいつもの如く、黙々と作業に励んでいた。
ここ数日は夕張もいなければ、北上が遊びに来ることも無い。
特に会話も無く日々の仕事をこなし、居残りをした所で咎める者もいない。
214: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/08/31(水) 14:06:43.20 ID:eYC625WV0
長い昼寝の後は、独特な感覚を彼にもたらしていた。
頭はすっきりしているのに、まるで現実感の無い、冷たい水のような静寂。
その静寂は、何故かノイズが鳴るような落ち着かなさを彼に与えている。
215: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/08/31(水) 14:09:38.93 ID:eYC625WV0
『もしもし?珍しいねー、ケイちゃんから電話なんて。』
「ああ、今日は半休喰らってたんで。たまにはいいかなって。」
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