過去ログ - 北上「離さない」
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307: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/23(金) 03:38:58.04 ID:Rct3VYEP0


「ケイ、久しぶりー。元気してた?」
「ははは…お、親方…お久しぶりです……あれー?明日からじゃなかったでしたっけー…?」
「ここ、遠いもん。前日入りに決まってるでしょ。ついでにあんたの顔見に来たんだよ?
ねえ…ところでピンクの悪魔って、誰?ん?」
「はは……あはははは……。」
「わぁ…美人さんだ…。あ。は、初めまして!夕張と申します!」
「初めまして、工作艦・明石と申します!夕張さん、よろしくお願いしますね。
こいつの下は大変じゃないですか?付き合わされて休み無しとかやらされてません?」
「い、いえ、休みはちゃんともらってますので…あなたが前任の整備長さんですよね?
その、失礼ですが、皆親方って言うから逞しい人を想像してて…。」
「……敬語が取れたら本性が見える。」
「ケイ、何か言った?」
「いえいえ!滅相もない!バ、バリさん、この人も艦娘兼工廠メンバーなんだ…バリさんの先輩にあたるってのは、この事だよ。」
「嬉しいなぁ、私の後輩がここにいるなんて。あなたも同じ匂いがするわ…ねえ夕張さん、後でお茶でもしましょう!」
「はい!是非とも!」


マッドの気がある者同士、惹かれ合うのは宿命か。

そうして手を取り合う二人を見た時、ケイの脳裏には強力洗剤のラベルが脳裏に浮かんでいたと言う。 混ぜるな危険、である。
しばし呆然と打ちひしがれていると、今度は横からガチッと首にホールドを決められた感触が。

いつの間にか明石に背後を取られ、首ごと無理矢理彼女の脇の辺りまで屈まさせられる。
ケイはこの体制が何を意味するのか、心以上に体で覚えていた。

『楽しいお話』が待っている、ドナドナタイムの開始であると。


「夕張さん、ごめんなさいね。ちょっとこいつ借ります。少し長めに出て来るので。」
「は、離してください…。」
「だーめ。久しぶりに弟子に会えたし、『積もる話』は沢山あるもの…さっきの件とかね。」
「ハハハ…ゴメンナサイ…。」





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