過去ログ - 北上「離さない」
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479: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/02/15(水) 06:43:46.33 ID:SjIp+ZP90


目を覚ますと、見知らぬ部屋に彼はいた。


嗅ぎ慣れない匂い、どこか埃っぽくもある。
それがよくあるレイアウトの洋室だと気づいた時、彼は自身の身に起こった異変を理解した。


“縛られてる…!?”


手足の自由は奪われ、ベッドに縛り付けられている。
口には猿轡、唯一自由の利く視界は、必死に状況を整理しようと、薄暗い部屋のあちこちへ視線を動かし。

そしてこちらを見つめる、生臭さすら感じるじっとりとした視線に気付く。


“ユウ、さん……?”


「やっと起きたー?もうお昼近くになっちゃうよー。
ふふ、ケイちゃん…ここ、どこかわかるかなあ?」


そう質問を投げかけながら、彼女は彼に絡みつくように圧し掛かる。
優しく撫でてくる手と、彼女の甘い香り。その感覚の中、おぞましい感覚が彼を襲った。



首筋にべろりと、彼女の舌が這わされたのだ。






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