502: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/02/25(土) 04:14:06.28 ID:qVzOFIDxO
LEDのランタンが、嫌にギラつく部屋。
そこでずっと、ベッドに縛り付けた彼を見つめていた。
随分怯えてるね……そりゃそうかー。
でも大丈夫だよ…怖くないからね……ふふ、かわいいねぇ…。
アタシは動けない彼の髪を優しく撫でて、その感触を楽しんでいた。
「ケイちゃーん、喉乾いたっしょ?水飲ませてあげるよ…。」
猿轡を外すのは、一瞬だけ。言葉なんか出させない。
口に含んだ水を、キスで無理矢理彼の口へ流し込む。ついでにアレも。
散々舌を入れて、だけど彼が絡めてくる事は無くて。
次第に薬で意識が遠退いていったのか、彼は眠っていた。
水と薬を飲ませた時。
怖いのか悲しいのか、ケイちゃんはよく分からない目をしていた。
いいよ、その顔だよ…もっと見せてよ。それでいいんだ。
ふふ……そろそろ夕張ちゃんあたり、気付くかなぁ?多少ヒントは残してきたもん。
そう、これでいいんだ……アタシの最後の戦争を終わらせるのに、必要な事。
敵はずっと、いつでも近くにいたんだから。
アタシは負けない。
これは、その為の戦いなんだ。
夕張ちゃん、早くおいでよ……ふふ、楽しみだなー…。
ふふふふふふふふふ……。
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