543: ◆xu2VpOlD.6[22564]
2017/03/17(金) 07:00:27.14 ID:rK0IdAJTO
ずっと、姉ちゃんみたいなもんだと思ってた。
でもそれも、お互いの名前を呼ぶようになってから、少しずつ変わった。
笑えるようになったのも、人らしくいられるようになったのも。
544: ◆xu2VpOlD.6[22564]
2017/03/17(金) 07:02:58.50 ID:rK0IdAJTO
ぽたり、ぽたりと、赤い液体が床に滴る。
545: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/17(金) 07:04:46.28 ID:rK0IdAJTO
“何とか撒いたね……拳銃かー、艦娘用の粛清兵器、実在してたんだね…。”
546: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/17(金) 07:08:36.67 ID:rK0IdAJTO
夕張達が辿り着いたのは、広大な倉庫だった。
一段毎に荷役パレットに積まれた段ボールが、未だに堆く壁を成しているその場所は、何処からでも攻撃が来る危険性を感じさせる。
547: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/17(金) 07:10:26.19 ID:rK0IdAJTO
「こっこだよー!バカどもー!」
548: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/17(金) 07:15:08.34 ID:rK0IdAJTO
「龍驤さん!龍驤さん!」
崩落した段ボールに埋もれ、龍驤の体は見えない。
549: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/17(金) 07:17:29.80 ID:rK0IdAJTO
第二倉庫の奥で息を殺し、北上は静かに座り込んでいた。
彼女の描くシナリオの最終章は、扉の音と共に始まる。
550: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/17(金) 07:18:54.99 ID:rK0IdAJTO
551: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/17(金) 07:20:00.42 ID:rK0IdAJTO
552: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/17(金) 07:20:54.72 ID:rK0IdAJTO
今回の投下は以上となります。
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