618: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/28(火) 03:44:21.48 ID:T7wuw/an0
「さて、アタシ達も行こっか?」
「そうだな……バイクも拾い行かないとだしなー。あ、もしかしたらあのコンビニ、駐車違反になってたりして……。」
「あ、あはは……ごめん…。」
619: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/28(火) 03:45:06.81 ID:T7wuw/an0
620: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/28(火) 03:46:29.28 ID:T7wuw/an0
「暑いわね…。」
621: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/28(火) 03:47:36.48 ID:T7wuw/an0
「もしもし?」
『メロンちゃーん、今どこおる?』
「さっき着いて駅前ですけど、今どこにいます?」
622: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/28(火) 03:49:34.83 ID:T7wuw/an0
二人が乗る車は駅を離れ、とある住宅地へと向かって行く。
こうして会うのも半年ぶりか。
積もる話に花を咲かせつつ、夏の日差しに照らされる街を眺めていた。
623: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/28(火) 03:50:50.77 ID:T7wuw/an0
「はーい。」
呼び鈴を鳴らすと、男の声が聞こえてきた。
624: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/28(火) 03:51:58.71 ID:T7wuw/an0
そしてケイに続き、今度はとある三つ編みの女がやってきた。
何年経っても変わらないゆるいオーラ。
だが、幾分年月を経て、落ち着きも放っている。
625: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/28(火) 03:53:10.29 ID:T7wuw/an0
「あ!ミユおねえちゃん!」
「おー、大っきくなったねー。久しぶりー。」
「ほんま成長早いなー。なあなあ、うちのこと覚えとるー?」
626: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/28(火) 03:54:03.46 ID:T7wuw/an0
そうして仲間と盛り上がった翌日の、日曜日。
かつて北上だった女は、息子と共に近所を散歩していた。
627: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/03/28(火) 03:55:04.94 ID:T7wuw/an0
「おかーさん、きれーだねー。」
「そうだねー…ここはさ、昔は色んなことがあったんだ。」
「ねーねー。」
「なーにー?」
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