78: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/13(水) 15:14:02.20 ID:0U9M/46cO
そして二日後。
「ぶえっくしょーーい!!」
「ケイくん、オヤジ臭い。」
北上ほど重症ではなかったものの、彼もまた、軽い風邪を貰ってしまったようだ。
今は寝込むほどでは無いが、悪化されると業務に支障が出る。
いつもはこれは趣味だから!と無理矢理居残りする事も多い彼だが、くしゃみに悶える様を見て、夕張は無理矢理にでも帰す事にした。
「ケイくん、もう定時だよ。さあ帰ろうねー。」
「へ?あーー!それここの鍵!何で!?」
「それは君の部下たちの気遣いだよ。」
足下を見ると、一人の妖精がしたり顔で彼を見上げていた。
どうやらこっそりと鍵をスり、帰すように夕張に渡していたようだ。
さすがにここまでやられると観念したのか、ケイは項垂れて帰り支度を始める。
それを見て、夕張と妖精は小さくハイタッチを決めるのであった。
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