過去ログ - 少女「『わがまま王様と悪い魔女』」
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51:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:52:30.10 ID:+RpNN8bFo

 どん、と追い立てられるように数歩進んで振り返ると、もうそこには誰の姿もありませんでした。
 首を傾げた王様は、手の中の絵本を見下ろします。
 ひっくり返すとそこには地図。
 沼地までの道筋が、大まかに描かれていました。
以下略



52:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 21:52:57.44 ID:+RpNN8bFo
つづく


53:名無しNIPPER[sage]
2016/07/08(金) 22:01:35.31 ID:ZxEswi8oo


先が気になる


54:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 21:06:21.40 ID:uTtcU/Zpo

王様「ええと、この大木を回り込んで」

王様「それからこの二股の道を右に……いや左か?」

以下略



55:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 21:06:53.98 ID:uTtcU/Zpo

 地図を頼りに歩いていた王様ですが、いつの間にか道を外れてしまっていました。
 今歩いているのがどこなのか、もはやまったくわかりません。
 帰り道すらどちらやら。



56:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 21:07:54.75 ID:uTtcU/Zpo

王様「ううむ参った。これでは孫娘のところにも行けんわい」

王様「どこぞにここらの道に明るいものはおらんだろうか」

以下略



57:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 21:08:42.63 ID:uTtcU/Zpo

 声のした方に顔を向けますが、そこには誰もいませんでした。
 おかしいなあと首をかしげます。
 確かに誰かがいたように思ったのですが、今思い返すと風の音だったようにも思えます。
 王様は気のせいか、と再び歩きはじめました。
以下略



58:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 21:09:25.17 ID:uTtcU/Zpo

王様「しかしこのまま進んでも森ばかり。水のにおいもしてこんわ」

王様「道を間違ったのは多分確かなのだからして引き返すべきかもしれんのう」

以下略



59:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 21:09:56.94 ID:uTtcU/Zpo

 振り返った先には丸々と太った狼さんが立っていました。



60:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 21:10:37.76 ID:uTtcU/Zpo

王様「な、なんだ貴様は!」

狼「わたしはこの森に住む狼です」

以下略



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