過去ログ - 幻想郷に来た貴方が女の子と仲良くなる話2
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32: ◆5m18GD4M5g[saga]
2016/07/10(日) 17:31:00.35 ID:tMK3Wjeo0
「ねえねえ、これも脅かし脅かされの縁。仲良くしましょうよ」

スッ、と右手を差し出す小傘。
妙な縁だな、と思いながらも、仲良くしてくれるのなら此方こそとその手を握る。

「…なーんちゃって!」

貴方がその手を握ると小傘は嬉しそうな声を上げて勢いよく右肩を引っ込める。
しかし出された右手は貴方が握ったままであり、いわば小傘の右手がすっぽ抜けた状態にある。

予想外のネタに思わず貴方は今一度驚きの声を上げてしまう。

「やった、新ネタ成功ね。これで向こう10年は戦えるわー」

本物の右手を袖の中から出しつつ、きゃいきゃいと喜んでいる。
それにしても驚かせてはそのリアクションを見て馬鹿にするのでも無く、一人で喜ぶのは変な女の子だと貴方は疑問に持った。

「ん?まあ、生き甲斐だからね。悪戯に驚かしてる訳じゃないのよ」

貴方の疑問に答えになってるのかなってないのか微妙な答えを出す。
悪戯に悪戯をしていないとは、と貴方は矛盾に頭を捻らせた。

「それじゃ、改めて宜しくね。今度は仕掛けは無しだよ」

そう言うや否や、貴方の右手を握る小傘。
温もりがあるからして、今度は本物の手なのだろう。


ここでふと貴方は彼女に――――――


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