過去ログ - 飛鳥「理解(わか)ったよ……真実は都のものだ」【モバマスSS】
↓
1-
覧
板
20
40
:
1
◆hJf93tAuuw
[saga sage]
2016/07/12(火) 22:30:38.86 ID:gQuthCsR0
僕と同じように興奮している周子が、僕の言葉に割って入った。
「なるほど、そうか! だから犯人は無断でアイドル部門の倉庫の鍵を持ち出して、
その箱を“開かずの間”に持ってきたんだよ!
仮眠室用の寝具が入っているダンボールなら、
中は毛布とかだったんだろうし、箱を足場に出来ると思う。
他のダンボールに同じく寝具を詰めれば、
ダンボール箱が三つ、四つ分の足場が用意出来るはず!
それで点検口の扉を開ける為に色々と改造して、
縄梯子を設置するところまで急いで作業して、
今度は急いでアイドル部門倉庫にダンボールを戻したというわけね」
ちひろは先程から冷静なようだったが、
「なるほど、それならアイドル部門倉庫のダンボールの件については
説明が付きますね。
入り口から一番近いラックに入っている箱が、乱雑だったのも納得がいきます。
今までの作業の間にアイドル部門倉庫の鍵が必要な人物が
いつ現れるか分からないから、
無断で鍵を使用している手前、とにかく急ぐ必要があったというわけですね?」
皆と同じように、口数が増えているところをみると、
同じく興奮している様子だった。
僕はちひろの言葉を引き継いで、まくしたてるように言った。
「点検口の細工は、足場があれば楽勝なんだ。
まず、ダンボールで作った足場に上ってドライバーでビスを外した。
次にスイッチに紐で輪っか作って巻き付けて、スイッチのスライドを指で操作して固定した。
すると半開きになるから、点検口を開け、
縄梯子を点検口の傍に固定して、床からでも引っ張り降ろせるように簡単に丸めておいた。
後は点検口を天井に戻して、床の埃の上についてしまった足跡を掃除すれば、
注意深く観察されるようなことが無い限りは、至って異常の無い部屋に見える状態になったわけだ」
都が突然、僕の言葉を遮った。
「では、では次に点検口に上がりたいと犯人が思った時はどうするんです?」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
60Res/73.33 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 飛鳥「理解(わか)ったよ……真実は都のものだ」【モバマスSS】 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1468325332/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice