過去ログ - 飛鳥「理解(わか)ったよ……真実は都のものだ」【モバマスSS】
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◆hJf93tAuuw
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2016/07/12(火) 22:43:35.02 ID:gQuthCsR0
縄梯子を伝って降りてきた僕達は、
都、武内P、ちひろが待つ部屋まで降りてきた。
周子が頬を膨らませて言った。
「結局、ワトソンちゃんに美味しいとこ取られた。
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◆hJf93tAuuw
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2016/07/12(火) 22:44:59.48 ID:gQuthCsR0
と思ったが、一番最初に話しかけたのは都だった。
「なるほど、あやめさんが持っているのは刀傘ですね?
随分と傘の部分が黒いようですが……。
もしかしてこれは、艶消しの塗料でしょうか?」
「おおっ! 都殿の仰る通り、原田殿や拓海殿といった、車用塗料に詳しい方々からの助言を頂きまして、
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◆hJf93tAuuw
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2016/07/12(火) 22:48:59.12 ID:gQuthCsR0
一人でやるには面倒な作業だが、
二人でやる作業だと言うのなら簡単なことだっただろう。
遂に武内Pが深いため息の後に言った。
「ふぅ……まず、私から言わせて貰いたいのは、
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◆hJf93tAuuw
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2016/07/12(火) 22:50:42.69 ID:gQuthCsR0
武内Pはその言葉を聞いて、一拍置いてから続けた。
「……では、ここの鍵を無断で所持しているのも間違いありませんか?」
杏がポケットから鍵を差し出した。
「はい、持ってます」
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◆hJf93tAuuw
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2016/07/12(火) 22:52:31.40 ID:gQuthCsR0
微笑んだままのちひろも、頷いて言った。
「武内Pさんの言いたかったことが、ちゃんと伝わっているようで安心しました。
では、私もそろそろ――」
ちひろが踵を返したその瞬間、
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◆hJf93tAuuw
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2016/07/12(火) 22:55:34.13 ID:gQuthCsR0
周子の顔を見るに、面白がってわざと空気を読んでいないのは明白だ。
行間は読めるのに空気は読めない人物が居るとは聞いたことがない。
「……っところで杏ちゃん。
二人はどこまでやってたの?
私たちが来た時には壁ドンしてたけど、壁ドン」
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◆hJf93tAuuw
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2016/07/12(火) 22:57:44.86 ID:gQuthCsR0
――――――――――――――――――
「こんな素晴らしいキャンディーを貰える私は、
きっと特別な存在なのだと感じました」
何やら特別そうな飴玉を口に頬張りながら、
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◆hJf93tAuuw
[saga sage]
2016/07/12(火) 23:01:21.93 ID:gQuthCsR0
僕はやれやれと肩を竦めて言った。
「武内P、ちひろさんコンビも、杏さんあやめさんコンビも、褒められたことはしていない。
なのに、杏さんが武内Pに飴玉を買ってもらう結果に収まったのは納得いかないな」
「この飴玉はそういう賄賂的な物とは違うよ。
ただ武内Pとちひろさんが日頃の労いとして私に買ってくれただけだよ」
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◆hJf93tAuuw
[saga sage]
2016/07/12(火) 23:04:17.91 ID:gQuthCsR0
杏から手渡された飴玉を口に入れて、
僕はあの事件のことを思い出した。
結局、杏が“開かずの間”を占拠したかった理由は、
ぐーたらしてても誰にもバレない場所だったからだ。
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◆hJf93tAuuw
[saga sage]
2016/07/12(火) 23:06:00.48 ID:gQuthCsR0
しかし、結局のところ謎の物音は解明されずに謎として残ってしまった。
開かずの間にいた杏が、部屋でゴロゴロしていただけでは物音が出た可能性は低く、
総務部のA氏が考えた通り、どこかの音が反響なりなんなりして、
開かずの間から聞こえているように錯覚してしまった、という結論が一番真実のように感じられた。
以下略
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