22:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:50:42.22 ID:9Y3+pWvQo
P「なぜだ」
晶葉「これは……Pのためを思って言っているんだ」
P「雪美が死んだままでいいと?」
晶葉「そうは言っていない。私だって雪美を蘇らせることが出来るならしたい」
P「だったら」
晶葉「二回、時間移動をしたと行ったな。どちらも失敗したからここにいるわけだ。
あと何回時間移動をすれば成功すると言うんだ?」
P「……」
晶葉「私は目の前で見たのだぞ。雪美が倒れるのを。私の手の中で息を引き取る雪美を。
おおよそ健康状態に問題のない人間はこうも突然死んだ。Pの言った時間にだ。
私はこういう言い方は好きではないが……雪美の死は運命なのだ。揺るぎようの無いな」
P「違う。雪美の死は変えられる。他の人間の死だって変えられるんだ」
晶葉「じゃあなぜ二回も失敗した」
P「……やり方を間違ったんだ。この方法では雪美が助からない。それだけだ」
晶葉「今回は仕事をオフにするというやり方を選んだわけだが、雪美は死んだ。
時間から考えると本来ならば確か……レッスンだったか。あの日は。
外で何らかのトラブルに巻き込まれて死んでいたといったところか」
P「そうだ。外出という原因が死という結果に繋がると思っていたんだ」
晶葉「しかし見当違いだったというわけだ。結果は何も変わらず。いつも通りの時間に死んだ」
P「だからお前にタイムマシンを作ってもらって、別の方法を試すんだ」
晶葉「具体的になんだ? その別の方法とやらは」
P「それは……」
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