過去ログ - モバP「夏への扉」
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29:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:53:58.14 ID:9Y3+pWvQo
晶葉(Pが死にみんな変わってしまった)

晶葉(一番変わったのは桃華だ)

晶葉(Pが死んですぐに事務所はなくなった。というよりも潰された)

晶葉(さらにそれまで住んでいた家にもおおよそ正規ではなさそうな引越し屋がやってきて
   半強制的に移住をさせられた)

晶葉(移住先は言うまでもなく、櫻井家の用意した家。こんなことが出来るのはあそこくらいだ)

晶葉(桃華はひどく臆病になった。かつて桃華は雪美と一番仲が良かった。そしてPにも
   多大な好意を寄せていた)

晶葉(雪美が死んだときも普段からは考えられないほど取り乱していた。五年経ち、ようやく立ち直った
   ところにPの死だ。彼女の心に変調を来たすのも無理の無い話)

晶葉(事務所の仲間やちひろさんを手元に置き、いつも自分の監視下に置きたがった。一緒の家
   に住み、門限を決め、それまでに帰らないと不安がった。ただ時間を守り、遅くなるときは
   連絡をいれれば普段通りだったので、散々取り乱した前回に比べればそこだけは幸いと言える)

晶葉(このようなことを両親が許したのは彼女の日常生活を思ってのことだ。彼女の精神の安定のため
   我々は衣食住と引き換えに、多少の自由を彼女に差し出すことにしたのだ)

晶葉(杏は何もしなくなった)

晶葉(元から自分から何かをするような人間とは言い難かったが、今はこちらから何かをしない限り
   ベッドの上で文字通り何もしないでいる。食事も風呂も何もしない。用を足すぐらいだ)

晶葉(それを桃華がひどく気にしており、毎日世話をしている。杏は何も言わず、拒むこともない。
   もしかしたらこのまま桃華の人形として生きていくのかもしれない。そんな考えが頭を過ぎる)

晶葉(みくは大学に通っている。アイドルには多少未練があるらしいが、こうなってはもう出来ない
   と諦めてしまった。ネコミミはもう捨ててしまったそうだ)

晶葉(ちひろさんは櫻井家の会社で働いているそうだ。アイドル関連の仕事ではないらしいが
   そこそこ毎日充実しているらしい。強かな人だ)

晶葉(私はみくと同じように普通に大学に通い、毎日後悔をしながら生きている)

晶葉(あの時、私がPの協力を断ったからこうなったのだ。全てが狂ってしまった)

晶葉(そして考えてしまうのだ。もしもあの時に戻れれば。タイムマシンさえあれば、と)


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