過去ログ - 赤星小梅「びしょぬれの記憶」
1- 20
42: ◆JxFTtO5TBE[saga]
2016/07/17(日) 15:05:24.72 ID:z6mFNZbg0

「小梅」

病室のドアを叩いたのは同じ学年の逸見エリカだった。

以下略



43: ◆JxFTtO5TBE[saga]
2016/07/17(日) 15:08:13.67 ID:z6mFNZbg0

「そ、そんな!わざわざそこまでしていただかなくても!」

「いや、赤星を危険に目に遭わせてしまったのは隊長である私の責任だ」

以下略



44: ◆JxFTtO5TBE[saga]
2016/07/17(日) 15:10:10.26 ID:z6mFNZbg0

「断罪なんてとんでもないです!とにかく顔を上げてください!」

隊長がようやく姿勢を戻してくれると、やっと私の心も落ち着いた。

以下略



45: ◆JxFTtO5TBE[saga]
2016/07/17(日) 15:12:44.96 ID:z6mFNZbg0

「私は戦車道やめません」

自分でも驚くほどすんなりと言葉が出た。

以下略



46: ◆JxFTtO5TBE[saga]
2016/07/17(日) 15:15:10.14 ID:z6mFNZbg0

2人共に驚いたような表情を見せた。

ついうっかり副隊長のことを「みほさん」だなんて呼んでしまった。

以下略



47: ◆JxFTtO5TBE[saga]
2016/07/17(日) 15:18:14.40 ID:z6mFNZbg0

無事に退院し、学園艦に戻ったとき、私はあの事故の意味を思い知った。

黒森峰は連覇の記録を止めることになった。

以下略



48: ◆JxFTtO5TBE[saga]
2016/07/17(日) 15:19:37.85 ID:z6mFNZbg0

黒森峰はとてもいいチームだ。

あれだけ厳しく、鬼のようだと思っていた先輩たちが私たちを批判から守り、支えてくれた。

以下略



49: ◆JxFTtO5TBE[saga]
2016/07/17(日) 15:21:40.72 ID:z6mFNZbg0

しかし彼女、西住みほだけは学園に戻ってこなかった。

私はみほの帰りを待ちながら、ひたすら日々の鍛錬に励んだ。

以下略



50: ◆JxFTtO5TBE[saga]
2016/07/17(日) 15:23:08.70 ID:z6mFNZbg0

仲間の声が聞こえる。

黒森峰で共に戦ってきた優秀な副隊長の声だ。

以下略



51: ◆JxFTtO5TBE[saga]
2016/07/17(日) 15:26:06.04 ID:z6mFNZbg0

「良かったの?あの子と話さなくて」

帰りの飛行船の舵を握りながらエリカが言った。

以下略



52: ◆JxFTtO5TBE[saga]
2016/07/17(日) 15:29:33.30 ID:z6mFNZbg0

「行かない。私の居場所は黒森峰だから」

「あっそう。私なら、絶対についていくって決めた相手を何が何でも追いかけていくけどね」

以下略



58Res/26.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice