過去ログ - 【俺ガイルSS】かくして、彼と彼女の放課後は過ぎ去っていく
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20: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/07/19(火) 00:29:49.33 ID:CoRvTqH/0

その感情に、たったひとつの名前をつけるのは難しいことなんだろう。

そうした経験がない自分には想像でしかないけれど、なんとなくそんな感じなのだろうか。
そう思ってちらりと彼女を見れば目が合った。一色は肩をすくめて優しく笑むと、ひとつ咳払いをして話し出す。

「ま、そういうわけなので。今回は先輩に頼らせていただきます」

「はいよ。んじゃさっさと行くか」

「はい! あ、そうそう」

「なに、どした?」

ててっと一色は素早くこちらに近づくと、じめっとした暑さの中にふわりと香水の匂いが漂う。そのまま棒立ちしている俺の肘を再度掴み、耳にずいっと顔を寄せるとぽしょっと呟いた。



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