過去ログ - 【俺ガイルSS】かくして、彼と彼女の放課後は過ぎ去っていく
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6: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/07/19(火) 00:00:19.92 ID:CoRvTqH/0

「君はもう少しあの子のことをわかっていると思っていたが?」


勘違いかな?と言い添えて、今度は楽しそうに笑った。

「……よくわかりませんが。善処します」

「ああ。では励みたまえよ」

失礼しました、という定型文とともに職員室をあとにする。
ひらひらと手を振る先生にぺこりと頭を下げると、ゆっくりと扉を閉ざした。

職員室から下駄箱へ向かう廊下は普段の放課後と違っていくぶんひっそりとしていて、終礼からの緩やかな時間の経過を教えてくれていた。

上履きを履き替えるときにふと、先ほどかけられた言葉が浮かんだ。
少しくらい顔を出してもいいか。いやでも今日はいいか。もっとゆっくりできる時の方がベターだろう。その方が良い。
そう思いこむようにして、靴を履き替えて駐輪場を目指した。

途中特別棟の傍を通る。なんとなく無意識に上を仰いで、部室の窓を見つめた。



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