過去ログ - 魔法使い「勇者愛してる」魔王「魔法使い愛してる」
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172
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◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/23(土) 10:22:37.13 ID:qWuspiJzO
繰り出されるのは、その命を懸けた両雄最後の一撃。
勇者と魔王は飛び出すと同時に交差し…
ガキィィィィィィィン!
以下略
173
:
◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/23(土) 10:24:00.66 ID:qWuspiJzO
勇者は魔王を討った。
ついに悲願を達成した瞬間だった。
それはとてもとても感慨深いような…そうでもないような気がした。
勇者「僧侶…魔王を殺してほしかったんだよな?俺の秘策を楽しみにしてたんだよな?戦士の仇を討ってほしかったんだよな?これが…その答えだ。」
以下略
174
:
◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/23(土) 10:35:34.99 ID:qWuspiJzO
−−−
ガラガラガラ…
魔法使い「…ま、魔王城が崩れてるっ?!」
以下略
175
:
◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/23(土) 10:37:06.58 ID:qWuspiJzO
勇者「っ?!」
魔法使い「勇、者…?!」
勇者「…な、なんでお前がここに?!」
以下略
176
:
◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/23(土) 10:37:40.69 ID:qWuspiJzO
魔法使い「だから、勝てないってわかってても…ここへ来たの。どうせ死ぬなら、せめて一矢報いたかった。どこかでいつの間にか死ぬより、あんたに殺されたかった。」
魔法使い「なのに、来てみたら魔王城は崩壊…しかもその中からあんたが出てくるってどういう事よ?!あんたが城を壊したの?!魔王は一体どこに行ったの?!」
勇者「…」
以下略
177
:
◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/23(土) 10:38:35.56 ID:qWuspiJzO
魔法使い「なん…ですって…」
魔王「ふはは、何がおかしい?人類最強だった俺が魔族になったんだぞ?あの魔王の力を上回ったとしても不思議ではあるまい!」
魔王「奴はぬるかった…ちまちまと街を襲ったり、奴隷にして飼い殺すだけで人間を根絶やしにする訳でもない。」
以下略
178
:
◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/23(土) 10:40:06.03 ID:qWuspiJzO
魔法使い「どうして…?そりゃ確かに理不尽な目に遭ったりもしたけど…この世界にはいい人だってたくさるいる!!勇者だって知ってるじゃない!!なんでそこまでする必要があるのっ?!」
魔王「…ぬるいな。」
魔法使い「え?」
以下略
179
:
◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/23(土) 10:41:18.16 ID:qWuspiJzO
シュウウウ…
眩い閃光の後、立ち込める煙の中から現れたのは…
その身を焦がし、全身から血を垂れ流す魔王だった。
以下略
180
:
◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/23(土) 10:42:37.48 ID:qWuspiJzO
魔王「ああ…その通りだよ。俺は攻撃を食らう瞬間、自分の魔力を限界まで落とした…その結果がこの有り様さ。」
魔法使い「なんで…なんでそんな事っ?!」
魔王「俺は…魔王を倒したら自害するつもりだった。だが、偶然か必然か…崩れた城の傍らには、お前がいた。」
以下略
181
:
◆x.6zTnwIjo
[saga]
2016/07/23(土) 10:43:18.82 ID:qWuspiJzO
魔王「…今更善人ぶる気はないが、魔王を野放しにしておいたら何が起こるかわからない…奴ががその気になれば、人類を絶滅させる事すら容易かっただろう…。」
魔王「そうじゃなくても、奴隷なんて死んだ方がマシなぐらい酷い扱いを受けてるんだ。俺とお前で救って回るのにも限度がある…こうするしか俺には思いつかなかった…」
魔法使い「…だったら!!だったら勇者は世界の為に悪を騙ったって事じゃない!!そして、その結果見事に魔王を倒した…死ぬ必要なんてないっ!!今からでも間に合うわ、回復魔法を使って!!黒魔法専門の私じゃ使えないから…!!」
以下略
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