過去ログ - 魔法使い「勇者愛してる」魔王「魔法使い愛してる」
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72: ◆x.6zTnwIjo[saga]
2016/07/21(木) 19:56:52.85 ID:47smt+axO
幼くして素質を見出され、孤児院から訓練所に引き取られた魔法使い。
そんな魔法使いにとって、毎日ご飯を作ってくれるおばさんは親代わりにも近い存在だった。
また、おばさんも死んだ娘に似ている魔法使いを特別に可愛がっていた。

勇者「おばちゃん、いい人だな。」

魔法使い「いい人じゃなきゃ、こんな事になってる私達を泊めてくれないでしょ。」

魔法使い「…こんな事、か。本当…なんでこんな事になっちゃったんだろう。」

勇者「…改めて言わせてくれ。魔法使い…ありがとう。こうしてベッドで寝られて、まともな飯が食えるのもお前のお陰だ。」

魔法使い「大袈裟よ…私は何もしてないわ。おはちゃんが優しかっただけ。」

そう、2人はここ…西の王国の湖畔の街にある、おばさんの家に隠れているのだ。
東の王国を活動の本拠地としていた勇者達が、どうしてこんな海の向こうでひっそりと暮らす必要があるのか…。
その経緯はあの、思い出す事さえ躊躇われる悪夢の3ヶ月前へと遡る。


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