過去ログ - THE IDOLM@STER OVER WORLD
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33:名無しNIPPER[saga]
2016/07/23(土) 17:33:23.90 ID:G7thJZfF0

「あら、あなただけ生き残ったのね。そんな運の良いあなたはきっと『目も耳も普段通りになるに違いないわ』」
「……!?戻っ……た」


視界を取り戻した隊員の目に入ったのは無惨に切り裂かれた仲間の死体と、それを踏みつけることを一切気にせずに迫る春香の姿だった。


「く……来るな!やめてくれ!」
「やめてくれ?別に私は何もしないわ」
「嘘をつけ!こんなに殺しておいて!」
「何を言っているの、全部あなたがやったのよ。それより大丈夫?『何か光っているけど』」


春香の視線に、腹部を確認する隊員。
そこには何かをカウントダウンするホログラムが浮かび上がっていた。


「どうやら学園都市は最初からあなた達を生かして帰す気はなかったようね」
「何故だ!我々は総括理事長直属部隊、捨て駒になど!」
「よくわからないけれど……」


『よくわからない』という言葉とは裏腹に春香はこの事の本質を直感的にわかっていたし、それが憐れむべきことなのだということも理解していた。
だからこそ、彼女は笑顔で言い放った。


「肩書きなんかあるうちは、あなた達のトコロじゃ捨て駒なのじゃない?」


その言葉に、彼の顔から表情が消えた。
仮面の下の素顔は春香には見えるわけもなかったが、彼女は明瞭にその様相がイメージできた。
だからこそーー



「「つまりあなたの一時の栄誉も、誇りも全てはあなたがここで捨て駒にされるためのプロセスに過ぎなかったということ」
「やめろ!」
「きっとあなたは努力したのでしょうね、多くのものを犠牲にして、今の地位を手に入れたのかもしれない。友人を裏切った?家族を見捨てた?それとも、恋人を突き放したのかしら?」
「やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろ」
「でも残念。あなたが選択したことは全て、傀儡師の指の動きに過ぎなかった。可哀想なマリオネット。糸は少し揺らいだかもしれないけど、それはただのそよ風だったみたいね」
「やめて……くれ……」




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