過去ログ - THE IDOLM@STER OVER WORLD
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5:名無しNIPPER
2016/07/23(土) 16:04:34.25 ID:G7thJZfF0


「ふー、疲れたぁー」
「外、あっついのー」


彼女達が送迎車に乗り込むと、既に車内は冷房がかかっており、機械的な冷気が彼女達の汗を乾かした。

『速報です。度重なる現状の科学では説明のできない事件、
通称、超能力テロへの対策の為、地球連邦軍極東支部はつい先程
対能力特殊部隊 F.U.L.L の創設を宣言しました』

 車載テレビから流れる戦争関連のニュースに、彼女達の視線は集中する。
 先程のプロデューサーの言葉を理解できなかったわけでも信用できなかったわけでもないが、不安が全て無くなったというわけでもなかった。
特に美希の場合は、千早とプロデューサーの会話で戦火にいつ巻き込まれるのかもわからないという自覚が芽生えてしまったようであった。


『尚、地球連邦軍の責任追求に対し、独立自治区学園都市は超能力テロへの関与を未だに一切否定しており、
日本政府及び地球連邦軍と学園都市の対立は一層深まることと思われます』


「ほら、やっぱり学園都市なんて自分達以外はどうなってもいいんだわ」


千早の呟いた一言で、再び重い空気となった車内。
たが、そこに彼が入ってきたことにより車内の空気は一変した。



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