100:名無しNIPPER[saga]
2016/07/25(月) 17:25:45.68 ID:KOz9dFLMO
「やめなさい亜美!」
立ち上がり、叫ぶ伊織に向かい、5.45o弾の雨が降り注ぐ。
あわてて廃車の影に隠れる伊織だが、それでも尚叫び続ける。
だが、ただでさえ距離がある上に銃声にかき消され、亜美にその声が届くことはなかった。
「よくも真美といおりんを!くらえーっ!」
銃撃が伊織に集中したからか、自分の位置は気付かれていないと思ったであろう亜美は、バラライカとヴィソトニキに向かって真っ直ぐに飛び降りる。
その直後、ヴィソトニキのAK-74の銃口がぐるりと向きを変えた。
その照準の先には無防備にも襲いかかる亜美の姿。
「亜美!」
伊織の叫びも虚しく、無数の5.45o弾が亜美の体を貫通する。
体中に風穴を開けられた少女の体は、どちゃ、っという音とともに力なく地面に叩きつけられた。
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