過去ログ - 恭介「夏と言えば?」理樹「海!」恭介「そう、ホラーだ」
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28:名無しNIPPER[saga]
2016/08/01(月) 20:10:50.83 ID:qrJaD6M90
理樹『っつ……ふぐっ……!』

理樹(僕は走りながら泣いていた。情けないながらも泣きながら全力で男子寮に向かった。ついてくる音はまったくなかった。しかし、ここで走らない人間はいない)






男子寮

理樹『ハァ……ハァ……!』

理樹(男子寮の消灯時間はもう過ぎていた。非常階段から漏れる”かすか”な明かりとそれに反射する各部屋のドアノブだけを頼りに自分の部屋を目指した)

『ん……理樹か?』

理樹『あ、真人……?』

理樹(暗闇の先から真人の声がした。声量からしてかなり近いようだがまったく姿が掴めない)

『やけに遅いんで今から迎えに行こうとしたところだったぜ』

理樹(校舎に行くと決めた時から消灯時間までには少なくとも2時間ほどはあったはずだ。いくらなんでも経つのが早過ぎる)

理樹『ごめん、ありがとう。でも、もう大丈夫だと思う…』

『おいおい、どうしたよ。まるで幽霊にでも会ったかのような声だな。来ヶ谷1人にビビり過ぎだぜ』

理樹『状況が状況だったんだよ。真人に言っても分からないだろうけどね』

『ま、なんでもいいや。行こうぜ』

理樹『うん……』


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