42: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/07/27(水) 00:34:04.89 ID:JY7Hx0GQ0
ちひろ「……それは、確かにみんなの武器です。でも、武器はそれだけじゃない」
のあ「そう。わかっているつもりよ。きっと私にも何かあるはず……でも、私は空っぽだった」
のあ「誰かの真似はできる。でも、創造することができなかった。誰もがしていることだけをなぞって、高望みなんてしないで、ただ石を投げられないようにする……それが私の全て」
のあ「手を伸ばしても、変わろうと思っても、そこにはもう届きはしないのだと……知ってしまったから。変わり方なんてわからない。誰も、そんなものを教えてくれなかった」
きっと、ちひろもプロデューサーも、教えてはくれない。
彼はいつもアイドル達に言っていた。
上を目指そう、みんなと一緒に。
それは、私にとっては飛躍しすぎた導きだった。
のあ「……私の目には、何も映らなかったわ」
見上げた先にあったものは、星一つない黒だったのだ。
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