63: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2016/07/27(水) 01:00:36.46 ID:JY7Hx0GQ0
ちひろ「驚きすぎて声も出ないですか? わたしも初めて見たときそうでした」
いまだに、身体中が痺れている。
もう一度レンズを覗くことすら躊躇してしまうくらいの光景が、望遠鏡の先にはあったのだ。
ちひろ「凄いものを見たって顔してますね」
彼女は立ち竦む私の代わりに、再び望遠鏡を覗いた。その背中を、どこか寂しげな空気が取り巻いている。
ちひろ「プロデューサーさんは、アイドルは星なんだって言います。でも、わたしにはそれを完全に肯定することができません」
彼女は言っていた。アイドルが星であるという彼の言葉を、完全には否定しないと。だがそれは、全てを肯定しているわけでもないということだ。
78Res/45.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。