4:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 11:59:36.99 ID:8FgqKKs3O
それから私の日々は一変した。
幸い両親は私が流されたのではなく、自身の意志によってその道に進むというのであれば反対はしないとアイドルになることを許してくれた。
運動をこなしているとはいえ慣れないダンスレッスンは全身の筋肉に悲鳴をあげさせ、ボーカルレッスンはうまくいかず悩む日々だった。
それでもビジュアルレッスンに比べればできている方だった。どうしても表現というのがうまくできなかった。
うまくやっているつもりでも飛んでくるのはトレーナーさんの叱咤のみ。
「はあ、どうすればうまくいくんだろう?」
レッスンを終え、更衣室で着替えをしながら独り言ちた。
その悩みは外に出てからも顔に出ていたようで、
「どうしました新田さん? 納得いかないことでもありましたか?」
迎えに来てくれたプロデューサーさんは心配そうにこちらを見ている。
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