過去ログ - 美波「私の第一歩」
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7:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 12:04:30.89 ID:8FgqKKs3O
「大丈夫ですか菜々さん?」

「み、美波さん、ナナの方が年下なんだしさん付けはちょっと……」

「いえ、でも芸能界の先輩ですし……」

「で、では先輩としてちゃん付けしてくださいと頼みますから、もうさん付けはやめて……」

「はあ、そこまでおっしゃるのでしたら……じゃあ私もさん付けはやめてほしいなあって」

「うう、わかりました。これからは美波ちゃんって呼ばせてもらいます」

菜々さんには菜々さんの拘りがあるのだろう。菜々さんのアイドルにかける情熱は並みじゃない。
その真摯な姿勢に尊敬の念を抱かされる。

「じゃあ、菜々ちゃん。私はこれで帰りますね。お疲れ様でした」

「お疲れ……さ、ま? 美波ちゃん……?」

何かこちらに疑問を投げかけようとしている菜々ちゃんを背に、私は事務所を出た。
扉の向こうで菜々ちゃんがプロデューサーさんに何か話しかけていたが、私は最後まで聞かず後にした。



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