過去ログ - 【安価とコンマ】行き当たりばったり幻想郷生活二日目
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◆z07gL4YySg
[saga]
2016/10/10(月) 21:39:08.48 ID:3ok9jtd40
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幽々子襲来の時に負けていたら
>>296
――――
――
―
紫色の花弁のような弾幕が、ひらひらと動き私の体に当たり。落ちる。
鴉「――っ!」
幽々子「……ふう、一時はどうなるかと思ったけど……料理人さん?私の朝食、ちゃーんとお腹いっぱいになるまで作ってね?」
幽々子が何か言っているが、全く耳に入らない。
鴉「…………糞」
負けた。私が、無敵の月人である、この私が。料理を早く作らなければという焦りもあったかもしれないが――初めて、弾幕ごっこで負けた。
幽々子「……あら、料理人さーん?大丈夫かしらー?」
鴉「……んでもねえよ」
幽々子「そう、ならよかった!それじゃあ早速お願いするわよ?」
鴉「ああ、分かってるよ。約束はちゃーんと守るさ」
幽々子「ああ楽しみ!ねえねえ?今度も来ていいかしら?」
鴉「……お客様がまた今度来た時に考えるさ」
幽々子「……何か元気が無いわよ?負けたのがそんなに悔しかったかしら?」
鴉「気にすんな、そんな事で不味くなったりしねえから」
悔しくない、と言ったら嘘になる。料理の腕に支障をきたすようなことではない……いや、これも嘘かもしれない。
幽々子「それじゃあ!早く早く!」
鴉「だぁーっ!わーったから!わーったから!腕を引っ張るんじゃねえ!」
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